なぜ借金大国「日本の円」が安全資産とされているのか?

ビジネス 企業・業界

  • ブックマーク

 バブル期の“土地”や、3・11以前の“原発”はもとより、いかなる安全神話にも絶対はありえない。それは“円”も同じであろう。だが、日本の財政赤字が1000兆円を超えたいまも、大規模な金融危機が叫ばれるたびに円買いは加速する。借金大国・日本の通貨が“安全資産”の座を保ち続けているのは何故なのか。

 ***

 円の急騰ぶりは、もはや看過できない水準に達しつつある。日銀がマイナス金利を導入した直後こそ、1ドル=121円をつけた円相場だが、今月11日のロンドン市場では一時110円台を記録。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。