東京タワーのお膝元プールがハッテン場に…区への苦情も

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東京タワー

 東京のランドマークと言えば、東京タワー。この夏休みは、「ポケモン」探しのスポットとして賑わいを見せているというが、そのすぐそば、“お膝元”の水泳プールもまた、ある種の人々の間では、有名なスポットとなっていたのである。

 場所は、港区立の「アクアフィールド芝公園」。夏場は水を溜めてプールとなり、それ以外の季節はフットサル場としても使用可能な施設だ。1923年に開業した「芝公園プール」が前身で、都営三田線の芝公園駅から徒歩1分という好立地にあることから、夏になると家族連れを中心に区民から親しまれてきた。が、ここ最近、様子がガラッと変わってきたという。

 さる区民によれば、

「場所柄、外国人が多く、露出の多い水着姿の客が目立っていました。近頃は一見してゲイとわかる人たちが、プール内やテラスでイチャついているんです」

 いわゆる“ハッテン場”と化しているわけだ。

 実際の“現場”を見てみると、平日の昼間だというのに、確かに、いる、いる。いずれも半ケツ出して、股間のモッコリが強調された水着を着けているのが十数人。プールサイドで、周囲に見せつけるかのように、「タマ」をポロンとさせて日光浴をする男もいれば、水に浸かってお姫様抱っこをする男同士のカップルも。すぐ横では、小学生ぐらいの子供が父親と泳ぎの練習をしているというのに。

 ロッカールームではこんな出来事もあった。体を拭いていると、後ろに立った男が、こちらの背中にさりげなく胸を付けてくるのだ。振り返ると、細身のマッチョが、顎でシャワールームの方を指し、“向こうに行こう”という誘いである。港区の担当者に聞くと、

「利用者から、苦情が来たことはあります。度が過ぎる行為や露出があれば退場もあり得ますが、今のところはそこまでは……」

 8月は20時まで営業というから、夜の東京タワーを見ながら、恋のお相手探し。困ったもんだ。

週刊新潮 2016年9月1日号掲載

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