“8億円レベル”の違約金が課せられた「ベッキー」 事務所存亡の危機

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 週刊文春の不倫疑惑報道によって、現在、ベッキー(31)は休業を余儀なくされている。お相手の川谷絵音(27)とは既に絶交しているというが、「妻とは別れる」という台詞を信じ、離婚届が提出されるものと本気で信じていたベッキーは、今も憔悴しきっている様子だという。

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離婚届が提出されるものと本気で信じていたベッキー

 芸能プロ幹部によると、

「ここ1カ月のあいだ、“私の行動は軽率で未熟だった”と反省の日々が続いています。そして自室に籠って、“お詫びしても許していただけないことは承知しておりますが……”から始まる手紙を、番組の共演者やスタッフにしたためていて、もう100通くらいになったとか。もちろん、川谷の奥さん宛ての直筆の手紙も彼の事務所に預けているし、“直接謝罪の機会をもらえないか”と打診を続けています」

 そんな、にっちもさっちも行かぬ状況のベッキーに、あたたかい言葉をかける人たちもいる。

 ほとんど知られていないが、ベッキーはユニセフに自ら連絡してはコツコツ募金を続けてきた。

「そのお蔭で、すでにアフリカなどに5つほど校舎が建設されているのです。先日ある人を通じ、“苦しいでしょうが、何とか乗り越えてください”とメッセージを託しました。募金のことは決して口外しないでほしいと彼女からは念押しされていたのですが、いてもたってもいられず……」

 と、ユニセフ関係者は美談佳話を教えてくれる。だからといって、ベッキーに早期復帰の道が拓かれるかというと、そうたやすいものではない。
(日本ユニセフのコメントを受けての「週刊新潮」の見解はこちら[→]「週刊新潮」に囁かれる「ベッキー」寄付捏造疑惑の真相

■稼ぎ頭を失った事務所

 民放プロデューサーが、狭い芸能界がベッキーの醜聞で埋め尽くされていたころを思い返す。

「番組ひとつに1万件くらいでしょうか。泥棒猫、不倫女に略奪女。そんな文字が並んでいる苦情のメールをたくさん見ました。加えて番組スポンサー企業にも“なんでこんな女を出すんだ”って内容の抗議が殺到していた。スポンサーから物言いがつくようなタレントは使えませんよ」

 ベッキーを長年に亘って見守ってきたマネージャーは、そんな先行き不透明な将来に失望し、

「これまでのものがゼロどころかマイナスになって、CMなんてもっと辛いんです。デビュー前から担当して16年。残念で残念で」

 と、むせび泣く日々だという。むろんこの涙は事務所(サンミュージックプロダクション)の苦境の裏返しでもある。

 ベッキーは年平均8億円ほどの売り上げを誇り、それは事務所の総収入の4割に相当する。それがすっぽり剥がれ落ちたうえに、CMクライアントに対する違約金も積みあがっており、それは8億円レベルだというのだ。

「契約金の全額返却はもちろん、再撮影費用も支払わなければならない。7年前、同じ事務所の酒井法子が覚醒剤(取締法違反容疑)で逮捕されたときは、すでにベッキーが稼ぎ頭だったから難局を乗り越えられた。けれど今回は、彼女に代わるタレントがいない。だから、事務所存亡の危機なのです」(芸能関係者)

■川谷の事務所(スペースシャワーミュージック)のコメントは

「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(27)

 最後に、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士がこう解説する。

「不倫で揉めるのは、“騙してやろう”ではなく“何とか穏便に”といういわゆる“優しい男”に多い。たとえば男が妻に、“そもそも初めから好きじゃないんだ、諦めろ”と言えるなら、その方がずっと良い。間に立つ男がどちらかに明確な引導を渡していないからトラブルになるのです」

 川谷の事務所によると、

「先方からの要望で面会したうえで、川谷本人には厳重注意を言い渡しました」

 俗に、何か1つを得ようとすれば1つを失わねばならないと言う。男の“優しさ”が招いた悲劇の授業料はうんと高くついた。

「特集 ゲス川谷と決別!『ベッキー』の告解」より

週刊新潮 2016年3月3日号掲載

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