ストリップ誕生70周年 浅草でイベント

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「ストリップ誕生」70周年(写真はイメージ)

 ストリップが日本に誕生して、かれこれ70年が経つという。まだまだ根強いファンがいるのである。

 その記念に、というわけで、「ストリップ&東洋興業70周年特別企画 裸と笑いの殿堂 フランス座を語る会」なるイベントが、18日夜、フランス座の流れをくむ浅草東洋館で開催される。

 イベントの企画・構成、さらに司会を務める、西条昇・江戸川大学准教授(大衆芸能史研究)によれば、

「ストリップの発祥は、昭和22年1月。新宿の帝都座で、裸の女性が身動きもせずに、額縁のなかで立っている“額縁ショー”が始まりです」

 正確には、第1回の公演では、踊り子がブラジャーを取らず、2月に行われた第2回公演で初めて胸を露わに。この時から歴史が始まったと言う。

「今年は、それから70年、さらに浅草フランス座やロック座などを経営していた東洋興業も70周年にあたるので、今回のイベントを企画しました」(同)

 フランス座と言えば、ストリップの幕間にコントや軽演劇が行われ、若かりし頃の渥美清やビートたけしらが腕を磨いたことでも知られる場所だ。

「イベント当日は、青空球児やビートきよしらが出演して、フランス座についての昔話をするほか、初代・一条さゆり、桐かおるとならんで日本三大ストリッパーと言われた浅草駒太夫が登場します。さらに駒太夫は19年ぶりに、かつてのフランス座の舞台に上がって、花魁(おいらん)ショーを披露する予定です」(同)

 全盛期は全国に300軒あったとされるストリップ劇場も今は20軒ほど。昭和に舞い戻ってみるか。

週刊新潮 2017年3月23日号掲載

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