高市早苗氏側近は公明党を「アイツら最後はホイホイついてくるから」と舐めてかかっていた 許せなかったのは萩生田氏より「“がん”呼ばわりした麻生氏」か

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石破体制の方が良かった

 高市氏自身も公明党との折り合いは良くなかった。高市氏に近い側近議員は、公明党が萩生田氏の幹事長代行就任に難色を示していると聞いた時、「大丈夫、大丈夫」と余裕ぶっていたと言う。

「アイツら文句ばっかり言うけど、自分を高く売りたいだけ。最後はホイホイついてくるから大丈夫、と。その直後、連立離脱を聞いて泡を吹いていた」(同)

 党内からは「こんなことになるんだったら石破体制の方が良かった」という声も聞かれる。

「こういう窮地になったとき、森山裕前幹事長のような他党とのパイプが強い人がいるかどうかが問われる。森山さんは維新の遠藤敬両国対委員長とはツーカーの仲ですし、実際、進次郎氏が総裁に選ばれた時に備えて水面下で話し合いを進めていたが全てが御破算になってしまった」(前出・中堅議員)

 一方、野党は好機を生かし切れるか微妙な状況だ。

「立憲の野田佳彦代表は『首班指名は玉木さんでいい』と国民の玉木雄一郎代表に秋波を送っていますが、こちらも過去に分裂した時の感情的なわだかまりがあって、うまくまとまるかは怪しい状況。『いざ総理と言われて玉木氏がビビり出した』という声も聞かれます」(前出・デスク)

 ところで、またもやあと一歩のところで総理になれなかった小泉進次郎氏はどんな様子なのか。

「しばらく、いじけていたともっぱらの噂です。投開票があった4日、5日の週末は、携帯の電源を切って完全に連絡を絶っていたんだとか。週が明けても心の傷は癒えなかったようで、林芳正さんが各事務所にお礼の挨拶まわりをしていたというのに、全く姿を現さなかった。“だからダメなんだ”と口々に言われています」(同)

デイリー新潮編集部

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