相模原市長の「暴力団密接交際者」献金問題 “問題ない”から一転、返金へ
政権トップの「桜を見る会」に反社会的勢力の影がチラつくぐらいだから、政令指定都市である神奈川県相模原市の長が「暴力団密接交際者」から献金を受け取っていてもなんら不思議ではない。とはいえ、実際のケースをつぶさに見ていくと、妙なことばかりなのだ。
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相模原市の本村賢太郎市長(50)は昨年当選したばかり。自由党から民主党、民進党、希望の党と一貫して“非自民”を渡り歩いた。神奈川県議に2回、衆院議員に3回当選。経歴を見れば大した苦労人なのである。
そんな市長の政治団体「賢翔会」の平成30年分の収支報告書を覗くと、Aという人物が11回に分けて計147万4千円もの献金を行っていた。これが問題だと指摘される理由を相模原市政関係者が解説する。
「A氏は福岡の久留米市と相模原市で建築業を営んでいますが、今年6月、暴力団との関係で当局から排除措置を食らい、公共事業から締め出されているのです。神奈川県内では病院の移転事業や自治体関連の建設工事などで、ブローカー的な立場で設計会社とゼネコンをつないだりしています」
排除されたのは計3社。福岡市の文書にはその実名が列挙され、〈福岡県警察本部から、「役員等が、暴力団構成員と密接な交際又は社会的に非難される関係を有しているとき」に該当する事実があることを確認したとして、令和2年6月19日に通報があった〉と記されている。
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