座間9遺体事件「被害者たち」の素顔 関係者らが明かす
犯罪史上例を見ない猟奇的事件は、「最後の被害者」の兄によって暴かれた。その兄妹は、生活保護の母子家庭で育ったという。さらに、他の被害者も、引き籠りだったり、離婚調停中にデリヘルで働き始めた主婦だったりと辛酸を嘗めてきた人たちが少なくなかった。
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白石隆浩容疑者(27)のアパートを警視庁の捜査員が訪れたのは、10月30日の夕方だった。
最後の被害者、八王子市在住の田村愛子さん(23)が23日に消息を絶ち、兄が高尾警察署に捜索願を提出。その後、兄は、白石容疑者がツイッターで連絡を取り合う女性の情報を警察に提供し、その結果、連続殺人鬼の居所が突き止められたのだ。
実は、田村さん一家は10年ほど前まで、甲州市塩山で暮らしていた。
当時の大家が明かす。
「福祉事務所の職員から、家を貸してくれないかと持ちかけられました。その説明では、愛子さんのお母さんは夫の暴力から逃れるために、横浜からここに来たと。生活保護を受けているので、家賃はそこから払われるということでした」
貸したのは2階建ての一軒家で、家賃は3万円。
田村さんはそこで、小4から中1までの間を過ごした。しかし、その地を離れてから、活発さは消え、引き籠りに。さらに、この6月に母親が亡くなると、そのショックから、八王子市にある精神科病院が運営するグループホームに入居することになった。そこで、“自殺を一緒にしてくれる人を探している”とツイッターに書き込み、最後の被害者となってしまったわけだ。
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