号泣SPをかばった安倍昭恵さん 弔問で友人に漏らした「私、本当に一人ぼっちに」

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事件の朝も散歩のあと、朝食を

 深谷氏と安倍夫妻とは家族ぐるみの付き合いで、食事を共にすることもあったという。

「昭恵さんはお酒を嗜(たしな)まれますが、あまり飲まない晋三さんの方がおしゃべりでね。バランスの取れた仲の良いご夫婦だったのに、無念でなりません」

 これには安倍夫妻を知る関係者も同意する。

「一時は離婚危機だの嫁姑の確執だのとマスコミに騒がれたこともありましたが、親しい人間の目にはそうは映りませんでした。夫妻はいつも3階の洋子さんの部屋で食事を取られていましたし、高齢の洋子さんの健康のために、朝、一緒に散歩をされることもあったそう。事件当日の朝は晋三氏が奈良にたつため慌ただしくされていたようですが、晋三氏と洋子さんが散歩をされた後、やはり三人で朝食を取られたようです」

 要人警護のあり方や市民の安全の確保の仕方。今回の事件によりさまざまな課題が浮き彫りとなったが、安倍元総理その人の死の意味をいつまでも問い続けることが、昭恵夫人にとっての弔いなのだろう。

週刊新潮 2022年7月28日号掲載

特集「『安倍元総理暗殺』激震収まらず 」より

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