号泣SPをかばった安倍昭恵さん 弔問で友人に漏らした「私、本当に一人ぼっちに」

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母・洋子さんの反応は…

 東京・富ヶ谷にある安倍夫妻の自宅には、当時、洋子さんを始め、兄の寛信氏や弟の岸信夫防衛大臣らが集まっていたという。

「安倍元総理が亡くなられたことは、昭恵さんから親族に電話で伝えられたようです。6月に94歳の誕生日を迎えられたばかりの洋子さんは、取り乱すことなく黙って息子の訃報を聞いておられたといいます」(同)

 昭恵夫人が、変わり果てた姿となった夫と東京の自宅に戻ったのは翌9日の午後になってからだった。

 安倍元総理の遺体が安置されたのは、洋子さんが生活していた自宅マンションの3階。外相などを歴任した父・晋太郎氏の仏壇がある和室だったという。

一人ぼっちに…

 別の党関係者によれば、

「そこから、通夜が行われた11日まで、安倍家にはひっきりなしに弔問客が訪れ、昭恵さんはその応対に追われることになった。合間には葬儀の打ち合わせもあり、晋三さんと二人きりになれたのは夜くらいだったのではないでしょうか」

 岸田文雄総理や麻生太郎副総裁ら自民党の重鎮が遺体の前で目を腫らす中、弔問には、かつて安倍元総理のSPを務めた警視庁OBの姿も見られたという。

「昭恵さんは、事件に責任を感じて号泣するその方にも“誰のせいでもありません”と慰めの言葉を掛けておられたそう。これだけの事件に見舞われながら、誰を責めるでもない彼女の強さは、とてもまねできるものではありません」(同)

 実際、晋太郎氏の時代から安倍家と親交のある深谷隆司元通産相は、10日に弔問に訪れた際のことをこう回想する。

「ご遺体が安置された部屋には、向き合うようにして洋子さんら親族の方が座っておられた。晋三さんは、たくさんの白い花に囲まれて、静かに眠っているように見えました。昭恵さんは休む間もない様子でしたが、帰り際にはエレベーターのところまで見送りに来てくださって。“私、本当に一人ぼっちになってしまいました”とうつむく昭恵さんの周りを夫妻の愛犬が無邪気に走り回っているのを目にして、私は涙をこらえることができませんでした」

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