女性蔑視投稿で炎上の呉座勇一氏 知人は「彼は食事中もスマホを手放さないSNS中毒」

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 歴史学者の呉座勇一氏(40)がTwitter上で、女性蔑視の投稿を繰り返していた騒動は収まる気配がない。来年放送予定のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を降板しただけでは止まらず、ネット上では「フェミニストvsアンチフェミニスト」の場外乱闘まで勃発。呉座氏の周辺を取材すると、同氏が異常なまでにSNSに没頭していた姿が浮かび上がってきた。

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芋づる式に暴かれた「女性蔑視投稿」

 きっかけは、武蔵大学准教授の北村紗衣氏(37)によるTwitterでの投稿だった。

《呉座勇一さん、私は全く面識がないし著作も読んだことないんですが、鍵アカウントで私に見えないように私の悪口を言っているというスクショいただきましたー。かわいらしい方ですね》

 3月17日、北村氏はこのような投稿とともに、呉座氏から長期にわたって女性蔑視的な攻撃を受けていたと暴露したのだ。アカウントは当時、呉座氏が承認したフォロワーだけが閲覧できる公開制限がかかっていたが、北村氏の投稿をきっかけにフォロワーからの“告発”が相次ぎ、呉座氏が日常的に過激なミソジニー(女性蔑視・女性嫌悪)的投稿を繰り返してきたことが芋づる式に明らかになった。

《(女性作家の川上未映子氏について)ルックスで下駄をはかせてもらっていたのに年を取ったら性的搾取がどうこう言い出す》▽《(医学部不正入試問題について)数千万円ないと入学できない医大入試を女性差別の象徴にするのは馬鹿馬鹿しくて話にならない》《お嬢様の自己実現なんて知らんがな》▽「日本史学界に来ればアラサー女性はお姫様ですぞ☆」

 ネット上には「まとめサイト」が乱立するようになり、呉座氏は20日、アカウントを公開して謝罪文を投稿。問題のツイートを削除した。

 だが、時すでに遅し。23日にNHKは、来年放送予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を呉座氏が自ら降板したと発表し、24日に所属先の国際日本文化研究センター(日文研=京都市西京区)が謝罪文を出す騒ぎに発展した。

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