韓国『鬼滅の刃』公開で空前ブーム、“旭日旗”と指摘された「耳飾りデザイン」変更に批判殺到

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「旭日旗は誰が悪いと言い始めて…」

 関連グッズのうち、この耳飾りも韓国用デザインで発売されているが、「鬼滅の刃」のファンから戸惑いの声が上がっている。

「鬼滅の刃」のグッズ販売業者に聞くと、

「売れているかと聞かれれば、売れていないです。『鬼滅の刃』は旭日旗問題でかなり話題になりましたが、ファンから見るとこの(韓国用)耳飾りはまがい物なのでしょう。一時はオリジナルデザインの耳飾りも販売していましたが、SNSの書き込みがひどかったので、韓国用デザインの耳飾りを販売しています」と話し、

「実は私も『鬼滅の刃』ファンの一人で、今回の耳飾りでは悔しい思いをしています」

と付け加えた。

 また、SNSの「鬼滅の刃」ファン・サイトでも上映を「待ち望んでいた」と言う声が多い中、

「(耳飾りの)デザインを変える必要があったのか」

「物語を知っていれば耳飾りが旭日旗ではないことがわかるのに」

「旭日旗は誰が悪いと言い始めて、今も言い続けているのか。その者が誰なのか知りたいものだ」

など、原作をよく知るファンはデザイン変更に否定的なコメントを寄せている。

 また、「デザインを変えないのなら1000年上映しなくても構わない」という書き込みに対して、

「内容を全部理解して言っているのか」

「君はどこの子か。ソウルの子ではないでしょう。ソウルの我々世代は反日、不買の馬鹿さ加減を知っている」

「原作はちゃんと読みましたか。読んで好きになったなら耳飾りが何か理解できますよね」

「なぜ、似ているからといって全部、旭日旗なのか」

など、韓国の若者も似ているものをすべて旭日旗に結びつけようとする風潮に抵抗を感じ始めているようだ。

 日本の漫画やアニメへの理解、そして愛が深ければそれだけ、反日不買のナンセンスさを感化し難いものと感じる。それは自然なことだろう。

北条時子
1976年生まれのライター。韓国人の夫と共に渡韓し、ソウル在住。

デイリー新潮取材班編集

2021年2月8日掲載

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