堂本剛が自宅からのラジオ番組で泣く2カ月…世界が痛むと、堂本剛の心も痛む

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「すみません」と謝ったりしながら、明らかに

 堂本剛、光一と同年代であるTOKIOの長瀬智也もジャニーズ事務所を退所し、TOKIOは形態を変える。SMAPはすでに解散し、嵐も活動休止を控えている。そんな中で、「KinKi Kidsこそがジャニー喜多川イズムを引き継ぐ、ジャニーズの王道タレントとして生きていってくれるのではないか」と期待を寄せるのが霜田明寛氏。ジャニーズ評論でお馴染みの霜田氏がまず注目したのは、堂本剛の涙だった。

 震災、豪雨、そして感染症……自分の生きる世界の変化を敏感に感じ取る表現者たち。中でも、堂本剛というアーティストの場合、特にその影響の受け方が大きい。

 世界の状況が揺れ動く中で、堂本剛の心も揺れ動いているのを、つぶさに感じることができるのが、ラジオ「堂本剛とFashion & Music Book」(bay-FM)である。

 この2カ月ほど、番組の放送中に剛が泣くことがあるのだ。直近では7月18日の放送回でも涙を流していた。

 いわゆる“泣ける話”を読んで……といった流れではない。リスナーからの応援メッセージや日常の報告メッセージを読みながら、泣いている。その声の震わせ方は聞いている側にもわかるレベルであり、本人も、涙を流していることは「すみません」と謝ったりしながら、明らかにしている。

 異変が見られるようになったのは5月あたりからである。生放送ではないこの番組は事前にスタジオで収録したものを流す形式だった。だが、緊急事態宣言後の4月から、多くのラジオ番組がそうであったように、堂本剛が自宅からひとりでおこなっていた。

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