老後2千万円不足問題の最適解 50歳から「ダウ平均」に投資するメリット

ビジネス 2019年10月19日掲載

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 金融庁が6月にまとめた「老後資金は2千万円足りない」という報告書は、ご存じのように世間をア然とさせた。実は、昨年7月にも金融庁は驚くべき調査結果を発表している。銀行の窓口で投資信託を買った個人のうち、なんと46%が損失を抱えているというのだ。

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 上記の2つの文書を読み解くと、結局投資初心者は、“投資をしなければ老後資金は貯まらないが、投資をすれば損をする”というジレンマに陥るはずだという。

『人生100年時代の正しい資産づくり』(祥伝社新書)の著者で、経営コンサルタント会社社長の岩崎日出俊氏は「投資で損をするのはプロに任せっきりにするからです」と話す。

「ここ数年はアベノミクスで市場は大きく上昇し、投資で損をするのは逆に難しいと言われていました。それなのに、個人投資家の半数が含み損を抱えているのは、高い手数料がかかるプロに投資を任せるからです」

 プロが運用する投資信託は「アクティブファンド」と呼ばれ、プロが投資先を選りすぐり、市場平均を超えるリターンを目指すことができる。そのため手数料は高くなるわけだが、その分のリターンも大きければ問題ないはずだ。

「投資家の間では有名な話ですが、総合的に見れば“プロはサルに勝てません”。サルがダーツを投げて投資先を選んだほうが、プロより運用成績はいい。つまり株が上がるか下がるかは、結局プロでも予測できないのです。これは『ウォール街のランダム・ウォーカー』という本で、アメリカの経済学者のバートン・マルキール博士による丹念な実証研究で解き明かされています」

 サルはプロと違って、高い手数料を取らない。バナナさえ与えれば満足する。だから手数料の分だけサルの運用結果はプロを上回る――というわけだ。

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