「さよなら平成」で振り返る女性議員の路チュー 田中美絵子、中川郁子、吉良佳子の場合

国内 政治

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 間もなく終わる平成の世。現在発売中の週刊新潮 別冊「FOCUS『さよなら平成』」は、その激動の30年間を秘蔵ショットと共に振り返った一冊である。

 事件、芸能、スポーツ、それぞれの分野に記憶に残る“平成像”はあるが、こと政治に関しては、女性議員のスキャンダルが、時代を象徴する出来事といえるかもしれない。

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 風俗ライターの経歴ももつ田中美絵子氏は、2009年から12年まで衆院議員を務めた。落選後、14年と17年に国政復帰を目指すも、いずれも叶わず。今年4月の統一地方選挙で、金沢市議として政治の世界へと復帰を目指す。

 そんな田中氏の「駅中不倫キッス」を掲載したのは、「週刊新潮」12年6月21日号。互いの手が腰に回り、「チュー」というよりは「チュッ」という擬音が脳裏に浮かぶほど、2人の唇が前方に突き出されているのが印象的だ。その後、お相手の国交省キャリア男性(当時)と共にシティホテルの一室に消えて行った彼女。15年に別の男性との婚約を発表するも、その後結婚は延期となり、関係は事実上、解消していると目されている。

中川郁子氏、吉良佳子氏

 中川郁子氏は、09年に死去した故・中川昭一元財務相の妻として12年に出馬し、初当選を果たした。“未亡人の弔い合戦”を制した経緯があるだけに、「週刊新潮」15年13月12日号が掲載したこの写真は地元・北海道を中心に波紋を呼んだ。夫の七回忌にあたる年の出来事だった。

 お相手は7歳年下の妻子ある同僚議員、門博文氏。17年の選挙で中川氏は落選したが、門議員は今も議員バッジをつけたまま。不実なキスも妻子に許されたという。当時、自身の振る舞いを「宇宙の摂理」と弁明した中川氏はいま、何を思うか――。

 一方のこちらは、先の2人とは異なり、やましいところのない口づけ。もっとも、掲載後に慌ててゴールインした印象もあるが……。「週刊新潮」14年4月3日号掲載、“共産党のアイドル”吉良佳子氏が“革命的接吻”を披露した現場は、東急東横線の都立大学駅周辺だった。この年の暮れに2人は結婚し、現在、吉良議員は1児の母となっている。

 掲載の翌年、お相手の松嶋祐一郎氏は目黒区議に当選してもいる。今回、改めての本誌(「週刊新潮」)の取材に、

「反省するところはあります。非常に恥ずかしいですしね。しかし、平成全体を見れば私たちがチューしたなんてどうでもいいことじゃないですか」

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