NHK「緊急地震速報」にディレクターがTシャツ姿で登場 働き方改革の影響で…【週刊新潮WEB班 年間ベスト10】

国内 社会 2018年7月10日掲載

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 2018年に週刊新潮WEB取材班が報じた記事の中から、多くのアクセスを集めたベスト10をご紹介。9位は昨今における労働環境の変化をうかがわせる記事である。

「働き方改革」が流行語大賞の候補にノミネートされたのは17年。“改革”の波は、公共放送にまで……(以下は7月10日掲載当時のもの)。

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 7月7日午後8時24分、NHKの緊急地震速報は、放送中だった土曜ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」を途中で打ち切って始まった。8時23分に千葉県で震度5弱の強い揺れが起こってから、わずか1分後の緊急放送である。さすがは「みなさまのNHK」、素早い対応だ。しかし、そこに現れたのは――。

「緊急地震速報です。午後8時23分頃、関東地方で強い地震がありました。震源については現在、気象庁で調べておりますが、震源が海底ですと津波のおそれがあります。海岸や川の近くからは離れてください」

 緊迫感をもって伝えるアナウンサー。東京23区は震度3ではあったが、長い揺れが続いた。慌ててチャンネルをNHKに合わせた視聴者も多かっただろう。地震の規模の大きさ、行動する際には足下に気をつけることなど、繰り返しアナウンスされる。

「新しい情報が入りました。この地震による津波の心配はありません。茨城県東海村にある東海第2原子力発電所は停止中であるため……」

 画面には千葉県銚子市や千葉市中央区、そして東京渋谷のNHK放送センターに設置されている定点カメラからの映像が流れている。

 スタジオには社会部記者が加わり、地震の解説も始まった。

 緊急地震速報が始まってから20分後、「それでは、NHK千葉放送局から伝えてもらいます」と画面が切り替わった、そこには――。

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