“死んだら買い足せばいい”――猫カフェ最大手「モカ」で虐待発覚 ウイルス感染で次々と…

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ウイルス蔓延で50匹死亡! 猫カフェ最大手「モカ」の子猫虐待(1/2)

 ブームに便乗商法はつきものだ。猫ブームに猫カフェが流行るのは不思議でないし、猫に客が癒されるならそれもいい。しかし、癒し手たる猫たちが、その実、虐待に苦しめられ、次々に死んでいるとしたら……。癒しの光景が一転、おぞましく見えてくるのである。

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 最近、猫が強い。猫が進んで競争に参加しているわけではないけれど、もはや犬は敵ではないらしい。ペットフード協会によれば昨年、猫の飼育数は、犬の892万匹に対して952万匹強。1994年に調査が始まって以来、初めて犬のそれを上回ったという。

 室内で飼いやすい、散歩が要らない、鳴き声が小さいなど、ニッポンの“ウサギ小屋”にはうってつけである。その前に、もちろんカワイイ。だが、人気が出すぎると酷使されて、身体にも精神にも変調を来たしうるのは、人間のアイドルも、猫も、事情が変わらない――という話はおいおいするとしよう。

 さて、昨今の猫好きは恵まれていて、自分で飼わなくても猫と触れ合える。たとえば、いわゆる「ドッグカフェ」は飼い犬を同伴できるカフェだが、「猫カフェ」はふらっと訪れて、そこにいる猫たちと存分に戯れることができる。

 その最大手が「モカ」である。2015年2月に開店した池袋西口店を皮切りに、渋谷や原宿などに次々とオープンさせ、いまでは名古屋や京都、大阪をふくむ13店を展開。「王様のブランチ」をはじめテレビ番組でも頻繁に取り上げられ、AKB48のメンバーも、訪れては、その様子をSNSにアップしている。

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