彼女に結婚をせまられて…31歳男性の悩みへの、子どもの回答が直球すぎる! 子どもが大人の悩みを解決する企画が話題

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 子どもたちの発想力に驚かされた経験はないだろうか。例えば、子どもが疑問を専門家に質問する人気番組「夏休み子ども科学電話相談」(NHKラジオ第1放送)を聞いていると「世界は朝から始まったの?」なんていう、思いもよらない質問などが飛び出し、「子どもって本当にすごい」と思ったりする。

 そんな子どもの発想力を活かした企画が、「かめおか子ども新聞」という“子どもが書いて大人が読む”月刊誌で連載されている。“大人の悩みを子どもが解決する”という「はい! こちら子ども記者相談室デス!」という企画である。「ストレートすぎて辛辣だが、けっこう的確かも」とテレビやSNSで話題沸騰中のそのやりとりを少し覗いてみよう。まずは男性からの質問。

【質問】「31歳男性です。2歳下の彼女に結婚をせまられて悩んでいます。結婚してもあんまりいいことがないような気がします。今の会社に勤めていても、この先給料もそんなにあがる気がしないし、子どもが生まれたとなったらどんどんお金がかかることが目に見えています。女性は結婚して仕事を辞めるという選択肢もあるけれど、男にはそれがないのが不公平だと思います。専業主夫という存在は知っていても、友人や世間の反応も気になるし、自分のプライド的にもあり得ない選択です。彼女は一緒にいて楽しいし、好きだけれど、人生すべて背負うとなると、重すぎる選択です。どうしたらいいでしょうか」

【子ども記者の回答】「お父さんとお母さん見てたら結婚しないほうが楽かもしれないって思う。『あんなアホと結婚するんじゃなかった』っていっつも言ってるもん。でも、専業主夫だっておかしくない! そういう社会こそ主流じゃん。頑張って専業主夫やって『主夫男子』とか言われて時代の最先端をいったらいいんじゃない? そもそも結婚してもいいことがないって言うけど、いいことってどんなことを望んでんの? だいたい1人でずっと年老いたらどうなると思いますか? 孤独死とか嫌やんか。だって、せっかく結婚したいと言われてるんだし結婚しなきゃもったいないって思う! せっかくのチャンスを無駄にするなんてアホなこと言うたらアカン」

 時代の最先端って簡単に言うけど、それができたら苦労しないよ!と思うような部分もある一方で、「いいことってどんなことを望んでんの?」「孤独死とか嫌やんか」なんて、質問者でなくても心にグサッと突き刺さるような言葉ではないだろうか。次はこんな質問。

【質問】「何をやってもうまくいかず自信が持てません。これといって何のとりえもなく、ごく普通の凡人です。色々チャレンジしてみたら?と友人に言われて頑張っているんですが、失敗ばかりで落ち込みます。だからよけいにうまくいきません。どうしたら自信が持てますか?」

【子ども記者の回答】「まず好きなことを見つけたら? 昼寝とか早口言葉とか何でもいいし。本当に好きなことなら失敗してもまたできるやん? 諦めたらそこで終わりって松岡修造も言うとった! アカンかったら満を持してからやるってのも必要かも。大事な3カ条を教えます! (1)情報を収集することを忘れない。(2)何でも体験する(やってみる!)ってこと。(3)たとえ財産が破綻してもやり続ける。これです! これで自信は持てるはず! あとイメージすることも大事ってきいたことある! 自分はデキル!デキル!ってイメージするねん。そうしたらできるようになる! 絶対! 頑張れ!」

「たとえ財産が破綻してもやり続ける」というのはさすがに難しいにしても、「本当に好きなことなら失敗してもできる」「自分はデキルってイメージする」って力強くエールを送られると、なんだかちょっと自信がついてきたような…。

 デイリー新潮で連載中の〈出張!! かめおか子ども新聞「子ども記者相談室」〉ではオンラインで、あなたのお悩みを募集中。何かお悩みがある方は、試しに一度、子どもたちに相談してみてはいかがでしょうか? 子どもたちの素直な回答にハッと何かに気付くかも。
https://www.dailyshincho.jp/spe/kameoka-kids/

デイリー新潮編集部

2018年8月16日掲載

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