草野 仁氏が語る「情報サービスマンに徹する」

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草野 仁氏が語る「情報サービスマンに徹する」

頑健で102歳まで生きた
父のDNAのおかげか
心身ともに健康です。
髪だって自前ですよ。

小林 草野さんは、放送人生51年目だそうですね。

草野 NHKに入ったのが昭和42年で、41歳の時にフリーになりました。NHKをやめたのは、「待ちの仕事」が嫌だったからなんです。

小林 待ちの仕事?

草野 はい。NHK時代、私はアナウンサーという仕事を客観的に観察していたところがあります。アナウンサーはしゃべりのプロ集団です。ひとりひとりは技能を向上させることに熱心です。ところが組織の集団である以上、技術のレベルアップだけでなく、職域、職能を拡大していかなきゃいけない。私はそう思ったのですが、現場はそうではなかった。オファーが来るのをアナウンス室でただ待ってるだけ。上司もそれでいいと言うのです。

小林 その現状に耐え切れず民放へ移られたのですね。

草野 はい。ただ先のことなど考えずに辞めたものですから、家庭崩壊の危機につながっても不思議ではありませんでした(笑)。ところが、たまたま某局から朝の情報番組をやらないか、と。それで仕事を失わずに済みました。

小林 それはよかった。

草野 仕事があったのはよかったのですが、5年あまりやって、視聴率は2位に甘んじておりました。トップはというと徳光和夫さんが司会する『ズームイン!! 朝!』でした。普段は生放送で相手側の番組を見ることがなかったのですが、こちらがたまたま放送休止の時に自宅で見る機会があったんです。すると、徳光さんの番組は実にダイナミックで、朝の時間帯に全国系列局の相当数が毎日それぞれの地元のホットな話題を伝えるというように、とても情報量が豊富で、なおかつそれ以外にも話題の幅が広範囲で、視聴者の関心を引き付けて離さないつくりになっていました。残念ながら私たちの番組はそこまで追いつけず、なかなか競争になりませんでした。

小林 いかがされました?

草野 結局、その時は妙案が生まれずでした。ただ、その次、日本テレビから午後の時間帯に情報番組をやってくれという依頼が来たんです。そこで、能動的かつ意欲的に参画したいという思いから、こちらからのお願いとしてときに自ら企画提案をしたり、現場に出て取材をしてくれるリポーターの皆さんにも直接仔細にアドバイスをしたりしました。また、全容がなかなか見えてこない事件ものを扱う際には自分自身が捜査一課長になったつもりで、あらゆる角度から細かい取材を心がける。すると、内容は充実し、自然と他局の番組との差別化ができて、視聴率も逆転し、同時間帯トップになることができました。

小林 なるほど素晴らしい。

草野 生の面白さを大切にして、核心を突く放送をすれば、皆さんに見ていただける。小林先生、私は自分を情報サービスマンだと思っています。ならば、やるべきことは視聴者であるお客さまの期待に応えること。また、時には期待を超えるところまで踏み込んでいく。最初に負けた経験があったからこそ、やれたことです。

小林 それで草野さんの番組は情報が多いのに、わかりやすく、しかも、見ていて、笑えるところがあるのですね。それにしても、草野さん、健康そのものですね。

草野 おそらく私は父のDNAを受け継いだのでは、と。父は102歳まで長生きしました。筋骨たくましくて、今のインターハイにあたる大会で、砲丸投げ優勝というキャリアを持っていました。

小林 草野さんも筋肉隆々ですし、いつもトレーニングをやっていらっしゃるというイメージがあります。

草野 父親に負けたくないという気持ちもありまして、学生時代は相撲をやったり、陸上競技をやったり。以前はジムに通っていましたが、自分の休みの日にジムも休館していることが多かったので、以来、自宅に最低限の器具を揃えてトレーニングしています。

小林 当クリニックでは、髪の毛の治療もやっておりますが、草野さんはいつ見ても髪の毛が黒々としていて、しかも、しっかりしていて…。

草野 いえいえ、私はぎりぎりもってるという感じです。ネットでは「草野はカツラじゃないか」とウワサされているんですけれど(笑)。でも、何もケアしておりません。カラーリングだけはさせていただいております。

小林 特別に健康維持の秘訣はあるのでしょうか。

草野 やっぱり食生活でしょうか。最近は糖質のとりすぎに気をつけています。お弁当のご飯は半分残す。すると、体重はあまり増えません。

小林 お酒は召し上がりますか。

草野 それが、あまり飲めないんです。おつきあいはしますが、自分から積極的には飲まない。注ぎ役に回っています。もしアルコールが飲めて、好きだったら、絶対毎日飲むと思うんですよ。すると夜更かしになるでしょうし、当然、女性のいるところに行くようになります。ロマンスとかスキャンダルにまきこまれて、身を持ち崩していたんじゃないか(笑)。ですから、飲めなくてよかったなと思っております。

小林 飲める私はここのところに特に気をつけさせていただきます(汗)。

番組の長寿の秘訣は軸をぶらさないことだとか。健康面でも食や睡眠を大事にされてぶれがない。筋トレは男性ホルモンの維持にも役立つので、ぜひ続けてください。」

草野 仁(Kusano Hitoshi)
1944年満州国新京市生まれ、長崎県育ち。67年東京大学文学部卒業、NHK入社。スポーツキャスターとして活躍し、ロス五輪の総合司会など五輪中継を3回経験。85年退社し、以後、フリーのTVキャスターとして活躍中。86年放送開始の『世界ふしぎ発見!』の司会は32年目に入っている。

 

小林一広(Kobayashi Kazuhiro)
1991年北里大学医学部卒業。同大学病院にてメンタルヘルスを中心とする医療に従事する。2014年「メンズヘルスクリニック東京」を開院。理事長として従事する傍ら、精神科医としての経験を生かし、積極的に心身両面からの治療に取組んでいる。

提供:ヘアメディカルグループ メンズヘルスクリニック東京
企画・制作 新潮社