木嶋佳苗「遺言手記」全文(1) 〈筆を執ることにしたのは、母親への思いをはっきりと記しておきたかったから〉

社会週刊新潮 2017年4月20日号掲載

■余命を諦めた「木嶋佳苗」の東京拘置所から愛をこめて(1)

 季節の花を足元に果物は枕元で、香りに包まれ拘置所で夢を見る――。4月14日午後3時、木嶋佳苗被告(42)の上告が棄却され、死刑が確定することになった。獄中結婚・離婚・再婚を経るなど起伏ある日々をなお送り、刑の早期執行を請願するという彼女の告白ウィズ・ラブ。

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 最高裁判決を前夜に控えた現在の心境をひとこと申し述べるなら、裁判所が真実を認める期待は皆無だから一毫の望みも持っていないということになります。

 今回、筆を執ることにしたのは、母親への思いをはっきりと記しておきたかったからです。

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