政治家や芸術家は年を取ってもなぜ元気? 海馬の“正しい使い方”と“敵”

ライフ週刊新潮 2016年10月13日神無月増大号掲載

 脳の海馬は、記憶を蓄え、定着させるうえで枢要な役割を果たす部位である。巷間いわれる「年をとると記憶が衰える」というのは俗説で、むしろ身体よりも脳は衰えにくいのだという。そして、入れ替わりながら維持される他の人体の構造物同様、脳の海馬の細胞も「使い方によっては維持される」と北品川クリニックの築山節所長はいう。

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 築山所長の説明を裏返せば、いくら衰えにくいといっても、使い方次第ではダメになってしまうということである。

 脳研究を通じて健康や老化を探究している東京大学薬学部の池谷(いけがや)裕二教授が語る。

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