弘兼憲史氏が語る「仕事が最大の娯楽! という生き方」

ドクター小林のメンズヘルス秘密のオキテ

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■弘兼憲史氏が語る「仕事が最大の娯楽! という生き方」

島耕作は僕と同じ69歳。
彼もずいぶん仕事をしましたが、
僕も40年間で合計5万枚描きました。
死ぬまで描きたいですね。

弘兼 昨日は3時間、寝ることができました。いつもより1~2時間ほど短かったかな。

小林 大丈夫ですか? 睡眠不足では?

弘兼 ぜんぜん大丈夫ですよ(笑)。漫画家になってから40年間、こういう生活をしています。ショートスリーパーなんですよ。

小林 そうですか。起きるのは何時くらいでしょう?

弘兼 朝は9時から10時の間に目が覚めます。それから近所のファミレスに行って、漫画のネームを考えたり、エッセイを書いたり。軽く何かを食べたら昼過ぎには事務所に行く。それから休みをはさんで夜中の2時過ぎまで仕事。毎日、14時間は仕事をしていますが、最近は8時間描くと目が疲れてきましたね。さすがに歳かなあ。

小林 お休みは?

弘兼 まったくありません。土日も同じ生活です。

小林 ふーっ。何も言えない。超人的です。でも、そのわりに顔色もいいし、髪の毛もフサフサ。

弘兼 やっぱり根っから描くのが好きなんですよね。健康のためにやってることも特にないですね。朝、シャワーを浴びながらスクワットをやるくらいかな。ゴルフをやればいいんでしょうけれど、なかなか時間が取れない。そうそう、しいて言えば毎日の買い出しが運動かもしれない。

小林 買い出しですか?

弘兼 事務所にはアシスタントが10人いて、5人ずつ交代で詰めているわけです。夕方、食事当番がみんなの分を作る。体育会の合宿生活と同じです。

小林 それで弘兼先生が買い出しをするのですか?

弘兼 そう、僕はスーパーや八百屋で買い物をするのが大好きで、焼きそばを作るためにキャベツや玉ネギやピーマンを買いこむ。結構な重さの野菜やら肉を両手に持って自転車に乗せて走る。いい運動になってるんじゃないか、と。

 買い物していると、中年の女性から「サインください」なんて頼まれる。キャベツを抱えながら、紙キレに島耕作の絵を描いたりして……。

小林 (笑)

弘兼 でも、小林先生、睡眠時間が少ないと髪の毛に影響は出ますか?

小林 いや、そんなことはありません。

弘兼 うちの親父は還暦を過ぎるまで髪の毛は真黒で、88歳で亡くなるまでフサフサでした。うちの家系は女性ホルモンが多いのかな?

小林 歳を取るにつれて代表的な男性ホルモンであるテストステロンの量は減っていきます。一方で、ジヒドロテストステロンという物質が活発に産生されるようになり、これが作用して前立腺が肥大すると言われているんです。

弘兼 なるほど。

小林 そして、前立腺肥大の研究をしていた医師が治療薬を開発したところ、この薬の作用効果が男性型脱毛症(AGA)にも認められ、それがAGA治療薬の開発へとつながったわけです。

弘兼 へえ。先生、男性ホルモンは性格にも影響するのですか?

小林 男性ホルモンが多い人のほうがおおむねアグレッシブですね。

弘兼 それはつまり、髪が薄毛の人がアグレッシブであり、ひいては絶倫ということですか?

小林 うーん、そうとも言えないんですよ。絶倫については個人差が大きくて、髪の毛の量よりも個人の意欲の問題と言えるのでは。

弘兼 なるほど。小林先生、漫画の話になりますが、島耕作という主人公の設定はいまの僕と同じ69歳なんです。

小林 はい、いつも拝読してます。

弘兼 実はあの漫画のなかのウリのひとつが主人公のラブアフェアなんですが、69歳となると、なかなかそういう場面を描いてもリアリティがないでしょう?

小林 そんなことありません。男性ホルモンを補充すればいい。当院では注射だけでなく、塗布するものもあります。

弘兼 でも、島耕作は結婚しちゃったからなあ。もう一度、独身に戻すとか考えようかなあ(笑)。

小林 日本の男性の平均寿命は80・5歳。69歳まで来れば余命はもっと長生きしている人が多いのだから、弘兼先生も島耕作も大丈夫です。まだまだ仕事をしてください。百歳になった島耕作を読んでみたい。

弘兼 僕はこれまでにおよそ5万枚くらい、漫画を描いているんです。年間、1200から1500枚を描いて40年以上になる。少なくともあと10年、描くとしても、大丈夫かなあ。たとえ僕が元気でもアシスタントが先にいなくなっちゃうと漫画が描けないし……。

小林 先生の下に若い人が10人もいるのでしょう。

弘兼 いやいや、アシスタントのうちふたりは60歳を超えてます。アラフィフが3人。40年近く一緒にやってるんですよ。

小林 アシスタントと聞くと若者のイメージがあったので意外です。でも、合宿飯も楽しそうだし、弘兼先生、私も医師をやめたら、先生のアシスタント、できますかね。

弘兼 そんな(苦笑)。

「出張などで10日も机から離れていると、イライラしてしまう」という弘兼さんの最大のストレス解消法は「漫画を描くこと」。楽しんで続けることが若さの秘訣ということでしょうね。


弘兼憲史(Hirokane Kenshi)
1947年生まれ。松下電器産業勤務を経て漫画家デビュー。『島耕作』シリーズをはじめ、『人間交差点』、『黄昏流星群』などの傑作を多数生み出した。現在も連載などを多数抱え、もっとも売れっ子の漫画家のひとりである。

小林一広(Kobayashi Kazuhiro)
1991年北里大学医学部卒業。同大学病院にてメンタルヘルスを中心とする医療に従事する。2014年「メンズヘルスクリニック東京」を開院。理事長として従事する傍ら、精神科医としての経験を生かし、積極的に心身両面からの治療に取組んでいる。

5月23日に日本橋にて、「いつまでも若々しく活躍するために~男性のアンチエイジングと最先端メンズヘルス医療~」をテーマとしたシンポジウムが開かれ、メンズヘルスクリニック東京院長・小林一広氏が講演とパネルディスカッションに登壇した。詳細レポートは「週刊新潮 2016年6月23日号」60ページに掲載。


「ビートたけしが考える妄想メンズヘルス治療」をWEB限定で公開中。井出らっきょやガダルカナル・タカなどのたけし軍団が、医師と患者役となって爆笑コントを展開。「メンズヘルス向上委員会」で検索か、http://www.menshealth-tokyo.com/special/movie/で。


メンズヘルスクリニック東京
東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内10F

TEL:03-5224-5551 www.menshealth-tokyo.com

エイジングに伴う男性特有の悩みを解消することを目指し、男性ホルモン(テストステロン)の働きに着目した、日本では唯一ともいえる医療機関です。

提供:メンズヘルスクリニック東京 企画・制作 新潮社