巨根にもほどがある! 上方のスーパー絵師・月岡雪鼎の春画革命

アート芸術新潮 2015年1月号掲載

 日本の春画は一流の絵師が描いているから、絵画作品としてのレベルが高い。海外の春画コレクターからそんな感想を聞いたことがある。欧米ではかつて、一流の画家がエロティックアートを手がけることはなかったのだという。

 そんなクオリティの高さもあったか、春画は庶民のみならずセレブにも愛好された。江戸時代には、正月になると大名のあいだで贅を極めた春画を贈り合う風習もあった。それらは主に錦絵だったようだが、月岡雪鼎(せってい)による作品もその豪華さから顧客はセレブだったと考えられる。

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