次々明らかになるスポーツ界の「ガバナンス問題」 川淵三郎はどう戦ったのか

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ガバナンス不在の世界

 世の中のコンプライアンスとか政治的正しさとは別の論理で動いている団体が存在する。それも裏社会などではなく、スポーツ界にすら――。日本ボクシング連盟の一連の騒動は、そんな現実を見せてくれたのは間違いない。

 川淵三郎氏は、こうしたスポーツ界の旧弊や悪弊と闘い続けてきた人物だ。

「川淵三郎」の名を聞けば、今でも多くの人が「チェアマン」と答えることだろう。そのくらいJリーグ発足時の印象は強烈だった。

 しかし現在の川淵氏の肩書はチェアマンではない。日本サッカー協会の相談役であり、日本トップリーグ連携機構(JTL)の会長である。...

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