高梨沙羅 韓国メディアでの呼び名は「美女鳥」 キムヨナに迫る美人と人気

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 今季未勝利のまま、4年前のリベンジへと臨むのがスキージャンプの高梨沙羅。不安材料は多々あれど、現地では「美人」と報じられているという。

 ソチでは「金確実」との前評判にもかかわらず、重圧から失速。4位に沈んだ高梨は、その教訓を糧に臨む今回も調子が思わしくない。男女を通じてワールドカップ個人通算新記録となる54勝を目前に、足踏み状態が続いているのだ。

「最後に勝ったのは昨年2月。その後、11戦連続で未勝利です。今季はノルウェーのルンビ、ドイツのアルトハウスという2強の後塵を拝することが多く、五輪前最後となる1月28日の大会は4位に終わりました」(スポーツ紙記者)

 元全日本スキー連盟コーチの伊藤龍治氏が言う。

「選手は、シーズンが始まる11月末に照準を合わせて練習を始め“冬の感覚”を掴んで本番に臨むよう調整します。ところが高梨は、昨秋のフィンランド合宿で天候不良のため、まともな練習ができませんでした」

 さらに続けて、

「年明けのルーマニアW杯も雪不足で中止となり、急遽、白馬村での短期合宿となった。こうしたバタバタで初めの練習量が不足し、いまだ冬の感覚が摑めないままなのだと思います」

 結果、本来のジャンプには程遠いという。

「揚力は速度の2乗に比例して高まります。理論上は速度が上がるほど遠くに飛べるため、小柄な高梨は助走時の姿勢を低くし、スピードを上げて距離を伸ばしてきた。ところが現在、姿勢を低くしようとし過ぎてジャンプ前の体勢がガニ股状態になっている。これではうまく踏み切れません」(同)

 メダルへ黄信号がともる中「愛車は2000万円のベンツ」といった本業以外の話題がもっぱらである。

「昨季の賞金総額は500万円以下でしたが、CMのギャラは現在、1社1000万円といわれており、これだけで数千万円が入ってくる計算です」(前出記者)

 が、そんな彼女に援軍が。在韓ジャーナリストが言う。

「高梨は現地メディアでは『美女鳥』と呼ばれています。韓国で好まれる“オルチャンメイク”で『ルックスはキムヨナに迫る』などと称える声もある。ジャンプ競技が盛んでない当地では、高梨はライバル視されることもなく、すっかり人気選手となっています」

 自前のハイレベルなメイク術であどけない少女から大人の女性へと変貌を遂げた高梨。果たして韓国での人気を“追い風”へと変えられるか。

週刊新潮 2018年2月15日梅見月増大号掲載

特集「『平昌五輪』雪原のROE交戦規定」より

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