安倍官邸に御恨み骨髄 天皇陛下が「心残りは韓国……」

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「韓国訪問」をご相談

 さて、陛下の心残りのもうひとつ、「アジアで訪問していない国」とは、他ならぬ韓国を指すのだという。

「陛下は皇太子時代から現在に至るまで、一度も訪韓されていません。中国へはちょうど四半世紀前に訪問されているのですが……」

 と、宮内庁担当記者。先の侍従職関係者も、

「陛下は韓国には一番行きたかったんじゃないでしょうか。それを迎えてくれるような状態だったら良かったんですけど。李王朝に嫁いだ方もいますし、そういう意味で特別な思いがあったでしょう」

 とはいえ、12年8月には当時の李明博大統領が「天皇による謝罪要求」をぶちあげている。

 ここ1年に限っても、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意を反故にした。挙句、11月にトランプ米大統領が訪韓した際には、晩餐会に元慰安婦を出席させ、「独島エビ」が供されたりした。

 さすがに真冬のソウルよりも冷え込んだ両国関係にあって訪韓はなかろうというのが衆目の一致するところだが、前出の八木教授は、

「陛下は実際に『韓国訪問』の可能性についてお考えになっていた形跡があります。というのも、陛下よりその件で相談を受けたという方に、ひとり挟む形ですが、実際に聞いているからです。もちろん、ご在位中に訪問されたいという内容でした」

 と証言するくらいだから、かなり前向きな姿勢であったと推察されるのだ。

 最後に、政府は目下、即位の礼を国事行為として位置づけ、その中に譲位の儀式を入れることにしようか、など議論を進めている。そんな中で、ある官邸関係者はこんな打ち明け話をする。

「最近耳にしたのが、陛下が華やいだ雰囲気で皇居を去りたいお気持ちを持っていらっしゃるということ。具体的には、一般参賀のような形で国民に対してメッセージを発し、そのうえでパレードをしたいと考えておられるようです。その一方で官邸は、粛々と外国の賓客も招かずに静かにやりたいという考えがあって、そこで宮内庁とせめぎ合いをしていると聞いています」

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【抗議に対する週刊新潮編集部の見解】
本記事のテーマとなっている内容につきましては、官邸関係者や宮内庁関係者、そして霞が関関係者などに対して長期綿密に取材を行なってきました。記事はそのなかで得られた情報を基に構成されたものです。摘示した事実はとりわけ機微に触れる内容であり、むろん情報源について明かすことはできませんが、その中身については真実であると確信しています。

週刊新潮 2017年12月14日号掲載

特集「皇室会議は茶番! 女性宮家も泡と消えた!!『安倍官邸』に御恨み骨髄『天皇陛下』が『心残りは韓国……』」より

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