“名誉職大好き”安倍昭恵が担いだ詐欺の片棒 広告塔に悪用される総理夫人

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安倍昭恵夫人

■「傾国のファーストレディ」人生の傾き具合(2)

 森友学園問題を受け、「妻は私人なんです!」と安倍総理は訴えるが、昭恵夫人ご自身は「公人」だと自覚しているようだ。2015年11月に上梓した著書『「私」を生きる』(海竜社)の207ページにはこうある。

〈主人とはまったくの別行動でいろいろな地域を訪れ、国民との直接対話を通して得た情報を主人に橋渡ししたり、(略)自分がいいと思う活動団体を支援したりするのも「総理夫人の仕事」のうち。

 加えて、昭恵農場や居酒屋UZUの経営など、完全に私人としての仕事もあります。〉

 そんな昭恵夫人の「総理大臣夫人の仕事」には特徴がある。30もの名誉職に就いていると話題になったが、安倍家を知る関係者によれば、

「昭恵夫人の口癖は“なにかあれば遠慮なく相談してください”。実際には、期待外れに終わることも多いのですが、少なくとも広告塔にはなる」

 だから引く手あまたで、

「昭恵さんは“方々から呼ばれている自分”がうれしくて仕方がない。フェイスブックで“いいね!”が何個付いたかばかり気にして、行く先々でお付きの職員がタブレットで写真を撮って、フェイスブックにアップしています」(同)

 いやはや、職員にとってもトンだ“公務”だが、

「そのうえ名誉職が大好きで、頼まれればまず断りません。団体も昭恵さんを広告塔にすれば集客力が上がり、非常に助かる」(同)

 しつこく頼まれたから名誉校長に就任した瑞穂の國記念小學院は、例外だったのか……。ともかく、親交がある元代議士が、

「天真爛漫で、世の中には、自分たちの利益のために総理夫人と仲よくなろうという人が少なからずいるのに、彼女はみな善意の人だと思っている」

 と評する昭恵夫人である。悪気がなくても、結果的に悪に加担しかねない、というのが次の例である。

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