福原愛、安倍総理とツーショットで中国ネット民から罵詈雑言

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“踏み絵”だらけの国

 かの国のネットリテラシーを如実に物語る駄文の数々ではあるが、こうした波状攻撃に福原は13日、次のように打ち返し、事なきを得たのである。

〈私が参加した目的は、(略)2020年の東京オリンピックに向けて意見交換を行なうことでした。(略)私の心の中では、スポーツに国境はありません。中国のファンの皆さんがいつも私を応援して支えてくださっていることに心から感謝しています〉

 中国事情に詳しいジャーナリストの高口康太氏は、

「愛ちゃんの微博のフォロワーは275万人で、今や芸能人的な扱いとなっている。そのうち100人が文句を言えば、実際はボヤ火事でも“炎上”と捉えられてしまうのです」

 そう解説しながら、

「中国はいわば“踏み絵”のような事柄だらけです。例えば柳条湖事件のあった9月18日は『国辱記念日』とされている。フォロワー1700万人を誇るAV女優の蒼井そらが、その当日にVサインの写真を載せて『超開心(楽しい)』と書き込んだところ、『我々は歴史を忘れない』と炎上しました。愛ちゃんが中国でタレント活動を続けるのなら、細かく巡らされている“落とし穴”に嵌らないよう注意しなければなりません」

“サー!”と叫んでも飛び越えられないというのだ。

ワイド特集「贈る言葉」より

週刊新潮 2017年3月30日号掲載

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