森友学園「籠池長男」が語る“鴻池は安倍潰し!” 大放言3時間

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突然の登場

 森友学園問題が勃発してからほぼ1カ月。渦中に置かれた籠池泰典理事長(64)が突如として会見を開き、「瑞穂の國記念小學院」(大阪・豊中市)の認可申請取り下げと理事長職の辞任を発表したのはご存じの通りだ。その場で政治家との付き合いを匂わせていたため、会見後、長男の佳茂氏(36)を直撃。すると、本誌(「週刊新潮」)だけに「鴻池は安倍潰し!」などと3時間の大放言を炸裂させた。

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 3月10日の記者会見に父と一緒に出たのは、母から「お父さん1人だけやと心配やから」と言われたからでした。いまの構図からすると、父だけが悪者にされていますけど、それで幕引きされることには断固として抵抗するつもりです。

 財務省は、国有地払い下げの交渉・面会記録を廃棄したと説明しています。本来、大事に取っておくものなのにおかしくはありませんか。埋まっているゴミの処理代として約8億円を差し引いた1億3400万円で国有地を購入したわけですが、だいたい父がそれを言い出したわけではない。

 なのに、財務省は記録がないのをいいことに責任を押し付けようとしている。

 結局、父は政治家の誰が動いたのか、表沙汰にはしないはずです。でも、私には直感で察するところがある。

 だから、突然、鴻池さんが登場したときには、あれ?と疑問を感じました。わざわざ、陳情整理報告書を共産党の国会議員に提供したのは、安倍総理の後釜を狙う麻生太郎財務大臣のため、政権にダメージを与えようと、一芝居打ったと勘繰られても仕方がありません。

 しかも、母の話では、鴻池さんは塚本幼稚園のホームページに掲載されている自分の写真を消さなければ訴訟を起こすとまで言っていたらしい。

 父は、会見前日まで「開校させてほしい」と訴えてきました。急転直下、申請を取り下げたのは、24時間足らずの間に何かが起こったわけです。父は義理人情に篤いので明かすことはありませんが、圧力をかけてきた人間には「お前ら、わかっとるんやぞ」と警告を発したいです。

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