「亀梨と山P」春ドラマ 上野樹里、北川景子が出演を断ったワケ

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モンスター

 関係者が続ける。

「上野といえば、そのモンスターっぷりで知られている女優です。たとえば『江~姫たちの戦国~』の発表会見では“大河を見たことがない”とか、事務所の先輩の福山雅治が主演している『龍馬伝』について“面白さが分からない”と言い放って、周りを凍りつかせたことがありました」

 インタビューの席でも気に入らない質問にため息をついたり、無言を続けることもたびたび。撮影の現場ではベテラン俳優に平気でタメ口を利くかと思えば、年上の女優に演技指導することも。そんな彼女は、新ドラマの何が気に障ったのだろうか。

 芸能プロの関係者が言う。

「もともと、新ドラマは亀梨の単独主演で進められていたようです。ところが今年に入ってジャニーズ事務所が山下とのダブル主演を求めてきた。スポーツニュースで亀梨を起用しており、『野ブタ~』の成功例もある日テレとしては、断る理由がありません。ところが、上野からすれば山Pの加入で内容が変わることが納得できない。彼女もスケジュールが合わないというのが表向きの理由でしたが、“アイドル2人の都合に振り回されて仕事をしたくない”というのが本音だと言われています」

 結果、ヒロインは木村文乃に落ち着いたのだが、上智大学の碓井広義教授(メディア論)が言うのだ。

「上野は、亀梨と山Pの添え物みたいな立場に収まることにプライドが許さなかったのでしょう。最近の上野は、自分自身への評価と、世間の評価がズレてしまっていると感じますね」

 演技にこだわりを持つからこそ女優は気難しい。だが、気難しすぎると「過去の人」になってしまうのが芸能界である。

ワイド特集「違わないよぉ~!」より

週刊新潮 2017年3月16日号掲載

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