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“大間がなんぼよ”那智勝浦に446kgクロマグロ

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週刊新潮 2017年3月30日号 
2017/3/23発売

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マグロ(イメージ)

 年末年始のテレビ特番や初セリの影響で、ここ最近、マグロと言えば青森県大間産のイメージが強い。が、こちらも負けてはいない。

 生マグロの水揚げ量「日本一」を誇る和歌山県那智勝浦町で、3月5日、水揚げされたのは、体長282センチ、重さはなんと446キロに上る巨大な1匹。はえ縄漁船が紀伊半島沖で釣り上げたという記録破りのクロマグロである。ちなみに、今年の東京・築地の初セリは212キロだった。

「驚きました。僕らがイメージするサイズではありませんでしたから」

 と、興奮冷めやらぬ様子で語るのは、巨大マグロを約274万円で競り落とした、地元ヤマサ脇口水産の脇口光太郎社長(49)だ。

「普通は200キロで超大物です。いつもは、マグロ用の箱に入れて運ぶのですが、今回のはデカすぎて、箱に入らなかった。仕方がないので、すのこの上に載せてリフトで持ち上げました。今は4トントラックの中で保冷している状態です」

 この港では、昨年も417キロの大物が揚がったが、今回はさらにそれを上回り、1949年に市場が始まって以来の大記録。漁業関係者が記念写真を撮るほどの大騒ぎだというのだ。

「大間、大間と言うけど、あれはマスコミが取り上げたから。11月ぐらいから大間でサンマを食べて、2月から5月にかけて、紀州沖に回遊してくる。釣られずに生き抜いて、さらに栄養たっぷりになって南下してきたわけで、品質では大間産よりも上です。一流店からは、紀州産が最高だと言われているんですから」(同)

 今回の大マグロは解体され、漁業関係者や町長を呼んで振る舞われた後、週末にかけて、都内や関西の百貨店のほか、有名ホテルに卸されることになるという。出会ったら買ってみるか。

  • 週刊新潮
  • 2017年3月16日号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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