朝日新聞「声」欄100周年 ひた隠しにした戦時中の“声”

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■「朝日新聞」がひた隠しにした戦時中の「声」(上)

 夏目漱石の絶筆『明暗』が、朝日新聞での連載を終えた翌年、産声を上げたのが読者の投稿欄である。今年2月、朝日は開始から100年を記念する特集記事を掲載した。ところが、ひた隠しにしたい暗部には触れずじまい。読者に知られたくない不都合な真実とは――。

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〈今日まで、一番感激して聴いた歌は何であつたらうかと申せば、それは国歌『君が代』を聴く時であつた。(中略)毎日一定の時間にラジオで国歌を放送したならば、どんなによいかと思ふ。...

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