東京マラソンの最速芸能女子に 福島和可菜は元自衛官

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福島和可菜(サンミュージック公式HPより)

 カンボジア国籍の猫ひろしがリオ五輪よりも好記録を残したり、東京マラソンは今年も脇役が華を添えたが、“女の闘い”を制したのはタレントの福島和可菜。3時間を切る2時間57分51秒で走り抜いた。34歳。

 昨年の大会で女性芸能人トップの3時間1分32秒を記録したモデルの西谷綾子(30)を破り自己記録も更新。

「西谷さんが持つ女性芸能人最速記録を、昨年10月のシカゴマラソンで、2時間59分05秒ですでに抜き、初の3時間切りも達成したのですが、福島は同じ大会で走って勝ちたいと話していました。負けず嫌いで強いライバルがいると燃えます」

 とは、所属するサンミュージックだが、陸上部があるわけではない。福島さんは、元陸上自衛官なのだ。

 函館生まれで高校時代は三段跳びと走り幅跳びをしていた。卒業後、2001年から4年間陸上自衛隊へ。1カ月間山中訓練をこなし、野戦特科部隊では大型火器を扱っていた。任地の旭川で、ミスコンテストに出ることを上官から勧められ、最後の選考まで残るも落選してしまう。これを機に上京してタレントに転身した。特技が300メートル射撃や匍匐前進という変わり種である。

 走る方では、06年のホノルルマラソンに初挑戦で完走。山野を駆けるトレイルランでも好成績を残す。

 テレビやラジオへの出演があり、CDも出している。地元北海道の市や町の観光大使の役割も果たす。

「ロケ先から事務所や自宅まで走って帰ったり毎日20キロは走り込みます。夜遅くでも皇居の周りで練習をするほど熱心です。今回のゴール直後に余力を感じ、手応えがあるようです」(同)

 愛嬌があった高橋尚子のように走る姿を活かした体力系のCMが舞い込むかな。

週刊新潮 2017年3月9日号掲載

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