田中麗奈がハマりすぎ…「真昼の悪魔」に夫の内助も

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東海テレビが制作(写真はイメージ)

 男に誘われるままホテルに入った美人女医が、やにわに男の手の甲に針をブッ刺す。病院の入院患者は次々と死に到り、事故が多発する。田中麗奈(36)演じる女医が時折見せるは美しくも狂気じみた哄笑――。

 2月4日よりフジテレビで土曜深夜に放送中の連ドラ「真昼の悪魔」は、かつて本誌(「週刊新潮」)に連載された遠藤周作の小説が原作だ。罪の痛みを覚えぬ悪魔的なヒロインを描き30万部を超すベストセラーとなった名作だが、これを「真珠夫人」「牡丹と薔薇」などドロドロ昼ドラで名を馳せた東海テレビが手がけるとなんとも異様な迫力なのである。

 フジテレビ関係者は言う。

「坂上忍さんが司会を務める『バイキング』拡大で昨年、伝統の昼ドラ枠は廃止。そのため東海テレビは深夜ドラマに相当力を入れています。今回も伊武雅刀さんをはじめ芸達者で脇を固め、しかも件の坂上さんの出演も決定。坂上さんは原作の大ファンなのだそうです」

 初回視聴率は関東で3・1%。だが、第2回で静岡などは6・8%までグイと伸びており、ネットもざわついている。「田中麗奈がハマりすぎ」「怖くて眠れない」といったツイートの数々は、「土曜の夜は眠らせない」が合い言葉という東海テレビの思う壺だ。

「田中麗奈さんは清純派の印象が根強いですが、この作品を代表作にしたい、と意気込んでいるそうです。昨年結婚した医師の夫からもずいぶんアドバイスを受けたそうですよ」(同)

“なっちゃん”役から19年、一皮むけるかも。

週刊新潮 2017年2月23日号掲載

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