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広瀬アリス、『死役所』に号泣 “電子より紙派”のマンガ愛を語る

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週刊新潮 2017年3月30日号 
2017/3/23発売

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 現在公開中の「新宿スワンⅡ」はじめ、映画にドラマに活躍中の広瀬アリス(22)。妹すずとともに、最も注目される姉妹だ。そのアリスの自宅がトーク番組「おしゃれイズム」(日テレ系)で公開されたのだが、そこはワンダーランドならぬ、マンガランドと評判に――。

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広瀬さんが号泣した『死役所』第1話【無料立ち読み公開中】

広瀬アリス

 そうなんですよ、マンガ本ばっかり。部屋ではもちろん、お風呂でもずーっと読んでいます。濡れてしまわないように浴槽に台を渡して、その上にタオルを敷いて……。先日、仕事で福岡に行った時は『キングダム』(原泰久著)を全巻(現在45巻まで刊行)に加えて、他に20冊くらい、60冊以上持って行きました。マンガだけでキャリーバッグがパンパンですけど、ないことが、考えられなくて……。

〈嬉々として語る広瀬アリス。そんな重たい思いなどせずとも、電子書籍だってあるのだが。〉

 やっぱり紙でないと! マンガって、(本を両手で広げつつ)こういうものじゃないですか。確かに電子書籍は手軽ですし、良い部分もあると思いますけど、こうやって持ちながら読むのが醍醐味。頁をめくる動作も含め、紙で読みたいんです。それに紙の本は表紙周りが違うんです。カバーを外すと、中に違う絵が描かれているものがあるのでそこもチェック。それにカバーの折り返し部分に4コママンガが描かれている場合もあり、そこも外せません。紙ならではです。


■何回読んでも泣く!

 初めてマンガに触れたのは、小学校低学年のときです。お父さんが友達から借りてきた『ツルモク独身寮』(窪之内英策著)を読んでみたら面白くて。そこから『ドラゴンボール』(鳥山明著)、『シティーハンター』(北条司著)、『シュート!』(大島司著)など、少年マンガが多いのは、父や兄の影響でしょう。休みの日になると、1人で自転車に乗って古書店へ。一日中立ち読みで、30〜40冊は読破していました。中学生から高校生くらいまでは、友達が読んでいる少女マンガも読みつつ、ダーク系なものも読むようになりましたね。妹のすずは少女マンガ派なので貸し借りはあまりしません。私は仕事の合間にマンガを買いに行くことが多いのですが、1回に20冊くらいまとめ買いします。まずカバーをチェックし、気になったら裏のあらすじを読んでみます。それで面白そうだったら購入です。顔が半分なくなっている女性が描かれていた『死役所』(あずみきし著)もそう。

『死役所』(あずみきし著)のワンシーン

〈『死役所』(バンチコミックス)とは此岸と彼岸の間にある役所が舞台。自殺、他殺、病死、事故死……あらゆる死者がここを訪れ生前を振り返る。〉

 死後って未知の世界ですけど、その描き方が好きなんです。「殺人課はこっちですよー」って案内したり、ちゃんと役所なんですよ。役所の人が「あなたはこうやって死にました」って伝えるときに、パソコンで情報を検索するのもシュール。基本的に一話完結なので、人生の最後の部分しか描いていないのに、人生がギュッと詰まっているというか、亡くなるまでのストーリーや抱えている悩みが繊細に描かれています。好きなエピソードは3巻「カニの生き方」という芸人さんの話。病気で亡くなる芸人さんはむしろ、無気力な感じで切ないのですけど、相方に先立たれた芸人さんがひとりで舞台に立つのですが、もうそこで大号泣。好きなシーンは何回読んでも泣きます。「この巻で泣いちゃうんだよなあ」って思いつつ本棚から出して案の定……。そうやって本棚からサッと選べるのも、やっぱり紙ならではだと思います!

ワイド特集「女という商売」より

  • 週刊新潮
  • 2017年2月16日梅見月増大号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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