トランプの“悪がき時代” 小2で音楽の先生を殴る

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様々な逸話があるようで…

 勝利宣言するトランプ氏の右に立ち、イケメンぶりもあって一躍注目されたバロン君(10)。メラニア夫人との間に生まれた三男で、

「二人でゴルフをするのがトランプの楽しみ」(在米ジャーナリスト)

 だそうだが、驚くのは彼が生まれたときの父親の年齢。還暦目前で子供を作った米大統領は前代未聞だが、トランプ氏、ご想像通りこの手の逸話に事欠かない。

 まずは悪がき伝説から。

「5、6歳のころは隣家の裏庭に入り込んで赤ん坊に石を投げ、小2で音楽の先生を殴った。野球では、アウトになると友だちに借りたバットを地面に叩きつけて折る。父親は厳しく育て、新聞配達もさせたとはいえ、雨の日はトランプ少年をキャデラックに乗せて配達させたとか。それで余計にカン違いしたのか、素行の悪さはエスカレートし、地下鉄の無賃乗車やナイフ収集などを重ね、頭を抱えた両親は、息子を全寮制の軍隊学校に転入させました」

 米国事情に詳しい記者はそう言うが、軍隊学校の校内に、いつも「ゴージャスな美人」を連れてきて、見せびらかしていたとか。

 要は、悪がきであり、素行の悪いヤンキーだったわけだが、長じると不良少年に厳しくなり、

「1989年、ニューヨークでレイプ事件が起きると、犯人として14歳の少年を含む5人の死刑を求めて新聞広告を主要紙に掲載。少年らは刑務所で6〜13年を過ごしますが、その後、DNA鑑定の結果、無罪と判明。しかし、トランプ氏は今も5人は有罪だと発言し、謝罪を拒んでいます」(同)

 ご都合主義ぶりも前代未聞のようだ。

特集「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」より

週刊新潮 2016年11月24日号掲載

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