史上最もヒドい料理コーナーとは? 伝説輩出「5時に夢中!」プロデューサーが明かした秘話(2)

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■アボカドが切れない!

 前回に続いて、「5時に夢中!」(TOKYO MX・月~金曜日17時~)の秘話をご紹介しよう。
 今回は「史上最もヒドい料理コーナー」について、である(以下は、番組プロデューサー大川貴史氏の新著『視聴率ゼロ!』から)。

 同番組月曜日の人気コーナー「マツコとフミエのもっとやっつけ晩御飯!」は、「テレビ史上最もヒドい料理コーナー」の異名を持つ。
 本来のコンセプトは、夕飯の献立に悩む主婦の皆さんに、「簡単に作れる晩御飯の料理」を、料理好きのマツコさんと若林史江さんが「やっつける」ように作る、というもの。
 トークが盛り上がったりで、制限時間内に作れなければ未完成のままにコーナー終了、という点も相当独特だが、「ヒドい」と呼ばれる所以はそこにはない。
 放送中に、数々の「事故」が発生しているからだ。

 まず、初回には料理に使うアボカドが熟していなかった。
包丁でも切れないほど固い状態だったため、料理は完成しないまま終了……。

■鍋から異臭!

 その後も、「包丁に水垢がビッシリついている」、「ナンプラー(魚醤)1さじのところを1瓶と誤表記してしまい、丸々1本のナンプラーを入れた鍋から信じられないような異臭が発生」、「料理で使うソーメンをADが茹で過ぎたため、まるで和紙を作る時の『紙すき』のような状態で提供する……」等々。

 このような事故は、決して狙ったものではなく、料理経験のない男性スタッフだけで作っていることが原因だという。
 こうしたトラブルを楽しみに見ている視聴者もいるが、当然ながら「料理をなめてるのか!」という怒りの声が寄せられることも。
 大川氏は、「なるべくミスはしないように努めているので、ぜひ広い心で観てやってください」と語っている。

デイリー新潮編集部

2016年11月14日掲載

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