内村航平、“美人妻”顔出し解禁の裏にある嫁姑問題

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 不死身の英雄アキレスにも唯一の弱点があったように、体操男子の絶対王者、内村航平(27)にも如何ともし難い悩みがある。これまでメディアへの露出を避けてきた妻・千穂さん(27)がテレビに初お目見え。その素顔が紹介されるや、「美人妻」と騒がれたが、この顔出しNG解禁は、予(かね)て囁かれてきた彼女と内村の実母・周子さんとの嫁姑問題が本格化したことを意味するという。解決は内村にとってすらG難度以上で、着地点が定まらない。

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体操男子の絶対王者、内村航平(27)

 リオ五輪では男子団体に続き、11日(日本時間)の個人総合でも逆転優勝を果たした内村。4年前にゴールインし、競技生活を支える美人妻の内助の功に加え、長女(3)、次女(1)の無邪気な笑顔が何よりのエネルギー源になっているのだろう。

 もっともそんな王者の人生にすら、光のみではなく、影の部分があるという。その主因の一つが、他ならぬ周子さんだ。現地で取材するスポーツ紙記者の話。

「50を過ぎても、おさげ髪で、日の丸の鉢巻きをし、絶叫して息子を応援する。そんな彼女の姿は、五輪や世界選手権の風物詩と化しており、とにかく目立つ。今回のリオ五輪も然りで、内村はそれに激しく嫌悪感を示しているのです」

 確かに周子さん自身、かつて出演したテレビ番組で、

「ある時、息子から“もう応援に来ないでくれ”と言われてしまった。“何で”とショックで号泣しました」

 と明かしている。内村の母親への態度は、千穂さんの思いを忖度してのことという。関係者が声を潜める。

「嫁自身が周子さんを煙たがっているからです。発端は結婚式の際、ウェディングドレスを周子さんが勝手に決めてしまったこと。今回、嫁がリオに応援に出かけなかったのも、顔を合わせたくないというのが最大の要因です。嫁については、内村の日体大体操部時代の1年後輩ということくらいしか伝わっていませんでしたが、今回、顔出し解禁を内村が許したのは、本人の意向を反映してのことです」

内村の実母・周子さん

■宣戦布告

 ギャル風の美貌を誇る千穂さんは大いに存在をアピールすることになったが、

「実は千穂さんも、周子さんに負けず、気丈な女性。奥手の内村が、見目麗しい彼女の押しにあえば、陥落は時間の問題で、“デキ婚”となった」(日体大関係者)

 この点、精神科医の片田珠美氏はこう分析する。

「もともと奥様は自己顕示欲の強い人なのかもしれません。母親にすれば、国民的宝の息子を奪われたうえ、デキ婚だったことも許せないのではないでしょうか」

 テレビでは千穂さんのビデオメッセージも流された。

「帰ってきたら、一番食べたいものを作ってあげたい。一番カレーが好きだから、カレーかな」

 これを受け、現地では内村とアナウンサーのこんなやり取りが展開された。

ア「どんなカレーですか」

内「どろどろしたやつが好きなんですよ」

ア「奥さんはサラサラ派?」

内「僕が絶対、どろどろのやつが好きなんで、変えてもらったんです」

 再び片田氏が引き取る。

「これなどは、夫人が仕掛けた、義母への完全な宣戦布告と取れます。母親の聖域だった場所に正面切って、嫁が斬り込んできたわけですから。これまでの小競り合い程度の嫁姑戦争から本格的な戦いへのゴングが高らかに鳴らされたようなものです」

 高難度の技を要する平行棒に挟まれ、落下直前の内村。美しい着地など望むべくもなく、競技生活にも影響が出なければ良いが……。

「ワイド特集 やがて哀しき『リオ五輪』」より

週刊新潮 2016年8月25日秋風月増大号掲載

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