高島礼子、高知東生との離婚をめぐる葛藤と思惑

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 海に出て木枯らし帰るところなし――。とは山口誓子の句だが、季節外れの木枯らしに晒され、行く当てがないのはシャバに戻った高知東生(51)である。シャブ逮捕に加え、愛人まで発覚した不肖の夫を、高島礼子(52)は夫婦が暮らした愛の巣に迎え入れるのか。その敷居は限りなく高い。

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元“おしどり夫婦”

 7月29日、逮捕から35日ぶりに保釈された高知は、警視庁湾岸署に群がった報道陣に深々と頭を下げ、妻に「早く会いたいです……」と漏らした。

 今さらどの口が言うのかという気もするが、“離婚”の二文字を前に、当の妻の胸中は揺れているという。

 実は、彼女は7月上旬に世田谷区駒沢の自宅周辺でお詫び回りをしている。

 ちなみに、駒沢公園にほど近い、敷地面積・約240平方メートルのこの家は「建物を合わせれば2億円前後の値がつく」(地元の不動産業者)ほどの大豪邸である。

 近隣住民によれば、

「高島さんに会ったのは、12年前に引っ越しの挨拶をされて以来でした。旦那さんの事件が起きてから姿を見掛けることはなかったんですが、突然、所属事務所の男性スタッフ2人と一緒に訪ねてきたんです」

 夫の不祥事を詫びる高島はシンプルなベージュのパンツスーツ姿で、メイクはほとんどしていなかった。

「“この度は大変ご迷惑をお掛けしました”と頭を下げて、高級なハチミツを頂きました。それで“旦那さんのことで辛かったでしょうけど、よく頑張りましたね”と声を掛けたんです。すると、“とんでもない。私はまだ妻ですから……”と仰ってました」(同)

“まだ”という言葉に彼女の葛藤が透けて見える。

 他方、保釈前日に発売された女性誌は、高知が署名済みの離婚届を高島に送ったと報じている。スポーツ紙の芸能デスクによれば、

「離婚届の件はともかく、高島サイドが離婚に向けて動いているのは間違いありません。現在、放映中のドラマの撮影を終えたところで話し合いを持つことになる。高島サイドは、逮捕直後の高知に弁護士をつけるなど手を差し伸べてきましたが、それも“円満離婚”のためでしょう」

■ドラマの視聴率は2位

 彼女の周辺が縁切りを急ぐのは当然だろう。

 何しろ、夫の逮捕を受けての記者会見では、シャブと不倫について問い詰められ、高島自身が尿検査を受けたことまで明かしたワケである。女優として、これほどの辱めもあるまい。

 その一方で、彼女の主演ドラマ「女たちの特捜最前線」(テレ朝系)は、初回視聴率が11・6%という好スタート。今クールの連ドラでは堂々の2位につけた。

 第2話の視聴率こそ2桁を割ったものの、「数字だけ見ればシリーズ化してもおかしくないレベル」(民放の制作スタッフ)というから、ここで夫のマイナスイメージを蒸し返されては堪ったものではない。先の芸能デスクもこう警告するのだ。

「高知の妻というイメージを引きずったままでは、当然ながら、今後の芸能活動に差し障ります。近況や家族について触れられないので、トーク番組やバラエティ番組に出演するのは難しい。また、花王はベッキーをCMから降板させた一方、高島との契約は継続していますが、騒動が長引けば対応も変わってくる」

“夫”に家の敷居を跨がせれば、“妻”から仕事が去っていくのは明らか。決断を前に思い起こすべき言葉は、時は“金”なり、である。

「ワイド特集 鉄の女の『金』『銀』『銅』」より

週刊新潮 2016年8月11・18日夏季特大号掲載

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