茂木選対委員長、自民党内から「辞めてほしい」の声多数

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 7月10日の参院選投開票を控え、自民党選対委員長の茂木敏充氏(60)は焦りを見せていた。新聞各紙が自民党の圧勝ムードを伝える一方、東北を始めとした1人区では苦戦が予想されていたからだ。

 実際、東北6県での自民党は“1勝5敗”に終わったわけだが、

「公示前には、選対から各議員に“地元を離れるときには届け出よ”と異例の通知がなされました。公示後も“一票を削り出す気迫で選挙に臨んでください”と引き締めを図っていました」(党関係者)

 しかし、茂木氏を党のベテラン秘書は、

「乙武さんの不倫問題でミソをつけ、挽回に必死なんでしょうけど、良く言う人はいないですよ」

 と評する。そのワケを先の関係者が続ける。

「乙武さんの後任をなかなか決めることができず、都連はカンカン。石破茂さんとは鳥取・島根合区の問題を巡って大喧嘩し、口もきかない状態です。谷垣幹事長にも叱責されています」

 党職員の茂木評も良くない。

「党内の飲み会では、茂木さんが席に着くとまず、職員がたばこかおしぼりを渡さないといけない。それだけでもおかしいのに、渡す順番を間違えると、激怒するそうです」(同)

 政治部デスクが呆れて、

「党内からは、茂木さんには辞めてもらって、前任の河村建夫さんに戻ってほしいという声が出ています。河村さんは世論調査など数字に強く、手堅く仕事をする人ですから」

 茂木氏は“参院選で岡田代表の三重を狙い撃ちだ”と周囲に話していたというが、もはや、ご自身が狙い撃ちにされる始末なのだ。

週刊新潮 2016年7月14日号掲載

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