デイリー新潮

社会

メディアが煽る「夢の薬」の落とし穴――里見清一(臨床医)〈医学の勝利が国家を亡ぼす 第2回〉

現在発売中

週刊新潮 2017年3月30日号 
2017/3/23発売

ネット書店で購入する

 前回でも取り上げた末期がんの完治もありうるという「夢の薬」を、各メディアが称賛し、「乗り遅れるな」と煽っている。だが、年間3500万円かかる薬を誰もが使えば、医療全体が破綻する。里見清一氏は「文藝春秋」批判を通して、われわれに意識改革を迫る。

 ***

「国が亡ぶ」。いささか大げさな、いわゆる「盛った」表現に聞こえるかもしれないが、里見清一氏は繰り返しそう説き、真顔で憂慮する。

...

記事全文を読む

  • 週刊新潮
  • 2016年5月19日菖蒲月増大号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

この記事の関連記事