星野仙一が芦屋に建てた300坪の邸宅 再婚の噂は否定

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 古巣の中日に阪神、楽天と、監督として率いた全てのチームでリーグ制覇を果たした星野仙一氏。とはいえ、日本全国を渡り歩いた優勝請負人も、プライベートでは3人の孫を持ち、古希を来年に控える身である。そんなかつての闘将が終の棲家に選んだのは、意外にも、関西きっての“超”高級住宅地にある豪邸だった。

星野仙一氏

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 4月上旬の週末、ベースボールキャップを目深にかぶった、白いジャージ姿の男が、川沿いの邸宅を前に目を細めていた。

 東の田園調布と並び称される、兵庫県芦屋市の旧お屋敷町に姿を現したのは、星野氏ご本人である。

 近隣住民によれば、

「うちに挨拶に来られたのは数カ月前のことです。わざわざ本人がいらしたのには驚きましたが、物腰は穏やかで、“改築工事の騒音でご迷惑をお掛けします”と仰っていました。最近も工事の進み具合を確認するために、ちょくちょく足を運んでいますね」

 300坪弱の広大な敷地に建つのは、ステンドグラスの窓が目を引く、築30年とは思えないモダンな一軒家。以前の家主によれば、星野氏はこの豪邸にひと目惚れだったという。

「東京に移って空き家を売りに出した時、業者を通じて紹介されたのが星野さんでした。あの家は内装も洋館のような凝った造りで、パーティールームも備わっています。星野さんは内見の時から気に入ってくれたそうです」

 結果、昨年6月に星野氏が購入した瀟洒な新居について、地元の不動産業者は、

「芦屋と言えば六麓荘町が有名ですが、芦屋川沿いも人気の高いエリアで、坪単価も100万~120万円は下らない。築年数の古い建物はあまり値がつかないものの、低く見積もっても土地と合わせて3億円程度はしたと思います」

■孫との同居

 とはいえ、星野氏といえば、昨年9月に楽天の球団副会長に就任したばかり。なぜ東北から遠く離れたこの街に居を移すのか。 

「星野さんは中日の現役選手だった頃から、芦屋に愛着を持っていたんです」

 とは別の近隣住民。

「阪神戦で遠征する時は、JR芦屋駅前にあるホテル竹園芦屋が定宿でしたし、阪神の監督に就任して以降は芦屋のマンションに住んでいました。楽天に移ってからもよく芦屋を訪れ、行きつけの喫茶店のテラス席で寛いでいる姿を見かけました。新しく家を買ったこともこの辺りでは知られた話。ただ、あまりに広い家なので、お孫さんと同居するとか、再婚が決まったんじゃないかといった噂が飛び交っているのです」

 孫たちを溺愛する一方、97年に愛妻を亡くしてからは独身を貫く星野氏。

 新居の前で、購入のいきさつを尋ねたところ、

「不躾もいいところだよ!そんなプライベートな質問するなんて!」

 と、好々爺然とした表情から一転、鉄拳制裁で鳴らした怒れる指揮官の顔に戻るのだった。

 その後、球団を通じて、娘と孫との同居を認め、事務所を併設するために広い新居を購入したとの回答が寄せられた。ちなみに、

「再婚については昔も今も考えた事はございません」

 春の訪れこそ否定したものの、終の棲家での孫との悠々自適な生活に思いを馳せているのは間違いない。

「ワイド特集 カエルの楽園」より

週刊新潮 2016年4月21日号掲載

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