体操「内村航平」がハマった母と美人妻の板挟みはE難度

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 嫁姑問題は、なかなか解決方法の見つからない永遠のテーマ。ロンドン五輪に続き、今夏に開催されるリオ五輪でも金メダルが確実視される体操界のエース、内村航平選手(27)は、母親・周子さんと美人妻のバトルに悩んでいるという。E難度の技よりも手強い、内なる敵と戦わねばならないのだ。

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体操界のエース、内村航平選手(27)

 相変わらず、向かうところ敵なしだった。昨年の10月30日、英国グラスゴーで開かれた世界選手権で、内村は個人総合6連覇を達成し、リオ五輪への切符も手に入れた。

「グラスゴーで、2位以下の選手を余裕で引き離した内村は、リオ五輪でも金メダルの本命なのは間違いありません」

 と解説するのは、スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏である。

「残る課題は、いかにピークにある状態を保つかということです。日本人選手のなかでも、内村はメンタルではタフな方ではありますが、第一人者特有の追いかけられる苦しみというものを感じているはず。最高の演技をするには、メンタルの面も大事です。そのためには、体操だけに打ち込めるように、周りが環境を整えてやる必要もあります」

■結婚式が発端

 しかし、内村はプライベートで、難題を抱えているのである。

 スポーツ紙記者が語る。

「50過ぎでも、おさげ髪に日の丸の鉢巻きをし、絶叫して息子を応援する周子さんは試合会場でとにかく目立つ。内村は3年前、日体大の1年後輩で美人で評判だった女性とできちゃった婚をし、すでに2人の子どもをもうけている。その美人妻が、そんな周子さんを煙たがっているようなのです」

“名物母”

 いまでは、嫁姑が顔を合わすことはほとんどないという。

「例えば、半年ほど前に福井県鯖江市で行われた全日本シニア選手権でのパーティで、奥さんとその両親は参加していたのに、内村の方の両親は顔を見せなかった。おかしいなと思って、あとで周子さんに聞いたら、“呼ばれなかったから……”と寂しそうに言っていた。また、昨年12月に東京の明治記念館で開かれた世界選手権の祝賀会でのこと。それには、内村の両親も来ていたのですが、内村は話しかけようともしないのです」(同)

 内村自身も母親を避けているのである。

 実は、この嫁姑戦争、発端は結婚式にまで遡るという。

 体操協会関係者が明かす。

「周子さんがしゃしゃり出て、結婚式のウエディングドレスも勝手に決めてしまい、おまけにハワイへの新婚旅行にも付いていったと聞きました。確かに、周子さんの息子への入れ込みようは度が過ぎている。さすがに、内村の嫁も堪忍袋の緒が切れて、いまでは周子さんに孫の顔も見せないくらい、関係は悪化しているみたいです」

 子離れできない親ということか。そこで、周子さんに聞くと、

「嫁とうまくいってないなんて、誰が言っているんですか。息子夫婦とは遠距離だし、なかなか会えませんけど、それはどこの家庭でも同じでしょう。2人の孫にも、もっと会えれば何かしてやりたいとは思いますよ。でも、私だって体操教室の仕事をしていたりするから、しょっちゅうは会えないのです」

 強い語調の言葉の端々から、確執の根深さが窺い知れるのである。

「ワイド特集 崖っぷちの歩き方」より

週刊新潮 2016年2月11日号掲載

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