ローマ法王を巻き込んで「レオ様」の男優賞

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 ローマ法王フランシスコを前に、レオ様こと、レオナルド・ディカプリオ(41)もさすがに緊張気味? いやいや堂々たる貫禄ですな。

 1月28日、バチカン。

「約15分の個別謁見では、法王が高い関心を寄せている地球環境問題について意見を交換したようです。レオはルネサンス期のオランダの画家ヒエロニムス・ボスの作品集を贈り、面談して下さった御礼をイタリア語で述べ、法王の指輪に口づけをしました」(映画記者)

ローマ法王と無冠の帝王

 レオ様、実は長年にわたり環境保護に熱心。気候変動に関する国連活動に携わったり、『レオナルド・ディカプリオ財団』は地球環境の保護活動に1500万ドルを寄付したばかり。

 本職の俳優業はといえば、何をおいてもアカデミー賞である。主演した『レヴェナント:蘇えりし者』が、12部門にノミネート。もちろん主演男優賞の候補にも。

 開拓時代のアメリカで酷寒のなか重傷を負った猟師のサバイバルと復讐を描いた作品で、主演男優賞は、『オデッセイ』のマット・デイモンとの争いになりそうな気配。主演男優賞候補は、『アビエイター』(2004年公開)以来これで4度目だ。

「『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は自ら企画し主演も務めた渾身の作品でしたが、2年前のアカデミー賞では主演男優賞を含め、候補で終わりました」(同)

 無冠の帝王とそろそろおさらばしたい頃だろう。

「法王との謁見は注目を集め、アカデミー賞で盛り上がる時期と重なって思わぬ追い風になった。観客を引き込む演技力は折り紙つき。『レヴェナント:蘇えりし者』は、今年に入りゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞を相次いで受賞し、念願のオスカーに歩みを進めていますね」(同)

 アカデミー賞の発表は、日本時間の2月29日だ。

週刊新潮 2016年2月11日号掲載

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