参院選出馬へラブコール殺到の「乙武クン」

国内 政治

  • ブックマーク

Advertisement

 約半年後の参院選では、元TBSキャスターの杉尾秀哉氏(58)が長野選挙区から出馬予定である。一方、同じキャスターながら、乙武洋匡氏(39)は未だ旗幟を鮮明にしていない。友人でもある「日本を元気にする会」代表の松田公太参院議員(47)が出馬要請を行ったことはすでに報じられたが、そんな“逸材”を前に各党が手をこまねいているはずもなく、

「『元気』のほか、自民、民主が入り乱れて争奪戦の最中です」(政治部記者)

 その人気ぶりについて、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が明かす。

「松田代表は、12月下旬に記者会見をするはずでした。そこで乙武さんと同席し、『元気』で一緒に戦う宣言を行う予定だったのですが、直前に急遽取りやめとなったのです」

 その理由としては、

「自民がしきりにアプローチしているという話が漏れてきました。先月17日にも乙武さんは菅官房長官と面談している。表向きは『児童扶養手当の増額陳情』でしたが、もちろん選挙の話もしています」

 と言うから、形勢は自民に傾いたかに見えるのだが、

「松田代表との間ではあらかじめ取り決めが交わされており、乙武さんはそれがネックとなって出馬表明に踏み切れない、との説がしきりに流れているのです」

 いずれにせよ、暫くは綱引きが続きそうなのだ。

「特集 2016年 永田町最大のイベント 悪だくみが始まった『参院選』の策謀」より

週刊新潮 2016年1月14日迎春増大号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。