国民的愛人から社会派に「橋本マナミ」が「オジサマに揉まれたい」

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“壇蜜の二番煎じ”呼ばわりされても笑顔で受け流し、“愛人キャラ”すら武器にする橋本マナミ(31)の快進撃が止まらない。顰(しか)め面したオジサマたちに交じって、社会派番組にまで顔を出すようになった苦労人のグラビアアイドルに、飛躍の年を“赤裸々”に振り返ってもらうと――。

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「平成の団地妻」の異名も

「2015年は確かに多忙で、お休みも月に1日あるかどうか。でも、内容の濃い仕事が続いて、学ぶことも多く、最後まで充実していました。31年の人生のなかで最もパワーアップさせてもらった1年です」

 新年特番の収録の合間を縫って取材に応じたマナミ嬢は、そう切り出した。すでに活躍の場は“お色気枠”に留まらず、

「最近は『サンデー・ジャポン』や『TVタックル』といった番組にコメンテーターとして招かれることも増えました。時事問題では安保法制の議論に興味を抱いて、新聞やネット上の記事を読み漁ったんです。様々な主張が飛び交う難しいテーマですが、法案が可決される直前に安倍総理と番組で共演したこともあって、政治的な話題を勉強する楽しさを知りましたね」

 ちなみに直近の関心事は、消費税の引き上げだとか。これまでのキャラクターを否定するような社会派発言に、もう袋とじのセクシーショットが拝めなくなるのかと案じていたら、

「本当は知識が豊富なオジサマに教えを乞いたいところですが、忙しくて出会う機会もありません。新年はもっと色々なオジサマに揉まれたいです!」

 と、ようやく“らしい”言葉が飛び出した。

 先日、発表されたテレビ番組の出演本数ランキング(タイトル別)では、HKT48の指原莉乃に次いで堂々の8位入賞。

 押しも押されもせぬ売れっ子となったワケだが、

「どんなにちやほやされても、天狗にだけはならない自信があります。何しろ、苦労した期間が長かったですから……」

■美少女から愛人に

 雑誌のグラビアを席巻する現在からは想像もつかないが、彼女は芸能界でも類を見ない“遅咲き”で知られる。13歳で「全日本国民的美少女コンテスト」の演技部門賞に輝くも、その後は鳴かず飛ばずで、同期の上戸彩に大きく水を空けられていた。しかし、同じ“国民的”でも、美少女から愛人に転じたのが奏功し、昨年から一気に露出が急増したのだ。

「学生時代は見た目も性格も地味で、愛人キャラとは無縁でした。いまでも故郷の山形に帰ると、友達から“事務所に騙されてるんじゃないの?”とか、“あんな売り出し方をされて病んでない?”と心配されます」

 一方、知性派セクシータレントの先輩格である壇蜜嬢に対しては複雑な思いがあるようで、

「やっぱり比較されることは多いですね。ただ、同じ愛人キャラでも全くタイプが違うんですよ。奥ゆかしくて、言葉選びも素敵な壇蜜さんは、男性にとって手の届かない理想の愛人。私の場合は、“強く押したらイケそう”という意味かと。とはいえ、せっかく国民の愛人という称号を頂いたので、今後もグラビアを主戦場にしていくつもりです。色々と妄想してもらえるよう頑張ります!」

 物言う愛人が、オジサマたちを一喝する日も近そう。

「ワイド特集 敵もさる者 引っ掻く者」より

週刊新潮 2015年12月31日・2016年1月7日新年特大号掲載

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