安倍サンのお供「萩生田副長官」のお笑いブリーフィング

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〈フランス オランド大統領はじめ各国首脳との会談に陪席し、その都度会場内に入れない随行記者団に遠隔でのブリーフを繰り返しました〉

〈各国首脳が安倍総理へ声を掛けてきて40ヶ国を超える国と首脳の名前をメモするのに大変でした〉

 12月4日、萩生田光一官房副長官(52)が自身のブログで披露したのは、こんな“楽屋話”。11月30日、安倍晋三総理(61)に“お供”したフランス・パリ郊外でのCOP21(国連気候変動枠組み条約締結国会議)の様子を綴ったのだが、これがお笑い種になっている。

「確かに萩生田さんは、メモするのが大変だったのでしょう。記者へのブリーフィングでミスしていましたからね」

 と、同行記者が笑う。

「総理の外遊に同行し、会議の様子などを記者団に伝えるのは、官房副長官の大事な役目。今回は記者団が会場内に入れなかったので、パリ市内のホテルにプレスセンターを設け、そこへ萩生田さんに電話をかけて貰ったんです。で、スピーカーを通して、皆で一斉に聞くようにした」

 これが萩生田氏言うところの「遠隔でのブリーフ」という奴なのだが、

「総理が会議の合間に40カ国以上の首脳と話をしたと言うので、詳細を尋ねると、国の名前を間違えたり、『大統領』と『首相』が一緒くたになったりして、全く当てにならなかったんです。おかげで、事務方に確認するのに、二度手間になりましたよ」

 なるほど、そのミスを棚に上げた“楽屋話”だったというわけか。

 官邸関係者によれば、

「萩生田さんはフランスに続き、今月中旬のインドにも同行することになり、張り切っています。本来は世耕弘成官房副長官と交互に行くのですが、世耕さんの番だった11月のトルコ、東南アジア訪問が長期だったので、萩生田さんにもう一度、お鉢が回ってきた。またミスをしないか、官邸スタッフからは心配されていますがね……」

 インドは共和国。首相はナレンドラ・モディ氏と、お忘れなきよう――。

週刊新潮 2015年12月17日号掲載

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