鶴瓶も投入『あさが来た』は芸のテンコ盛り

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 NHKの連続テレビ小説『あさが来た』(月~土、8時~8時15分)が好調だ。9月28日のスタートから4週連続で、週間平均視聴率20%超えを記録。これは前作『まれ』、前々作『マッサン』を上回る滑り出しなのである。

 幕末、大阪の両替商に嫁いだ主人公が、明治・大正にかけての激動の時代を実業家として駆け抜けるという、笑いあり涙ありのストーリー。主人公・あさを演じる波瑠のアラ隠しが狙いというわけではあるまいが、脇を固める役者たちが、演技賞揃いと豪華なのだ。

 あさの母役が、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞の寺島しのぶ、姉は日本アカデミー賞優秀主演女優賞など数多くの受賞歴がある宮崎あおい、義兄には、キネマ旬報ベストテン新人男優賞と日本映画批評家大賞新人賞を受賞した柄本佑(たすく)。そして10月24日、あさが困窮した婚家のために借金を申し込む相手として登場したのが、笑福亭鶴瓶だった。

「鶴瓶は、奈良の豪商・玉利友信役。あさの必死の訴えに鷹揚な態度で応え、風格のある演技を見せてくれました」(芸能記者)

 落語家、タレントとしての活躍が目立つ鶴瓶だが、俳優としての実績も充分。

「映画初主演の『ディア・ドクター』ではブルーリボン賞や日本アカデミー賞などで主演男優賞を受賞するなど、演技でも様々な賞を獲得。もはや“大物男優”といっていい」(同)

 他にも近藤正臣、風吹ジュン、辰巳琢郎、萬田久子などの芸達者が並ぶ。出汁のきいた“朝”が来る――。

週刊新潮 2015年11月5日号掲載

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