「浜美枝」は登録No.11で「ボンドガール」総選挙

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 ANAはスター・ウォーズ・ジェットを飛ばし、コンビニには同作のパッケージ商品が並ぶ。年末公開の映画はすべて『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)に蹴散らされそうな勢い――。

 だが、大作で唯一といっていい、真っ向勝負を挑むのが、シリーズ第24作『007スペクター』(12月4日公開)である。

「ダニエル・クレイグ(47)演ずるジェームズ・ボンドはもちろん見応え充分ですが、目玉はボンドガール。ただ可愛いだけではない、史上初の大人の女性とのストーリーが盛り込まれます。演じるのはモニカ・ベルッチ、史上最年長の51歳です」(宣伝担当者)

 ボンドガールの平均年齢は26歳という。それゆえ、モニカ自身こういっている。

「ボンドガールじゃないわ。そうね、ボンド“レディ”、ボンド“ウーマン”よ」

 では、過去のボンドガールは誰だっけ、と思う方のため、現在ネットで開催されているのが“歴代ボンドガール総選挙”なるもの。第1作『ドクター・ノオ』のウルスラ・アンドレスに始まり、第5作『007は二度死ぬ』の我らが浜美枝、第19作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のソフィー・マルソーなど総勢52名から1位を争うというもの。いかにも長寿シリーズのキャンペーンらしいが、

「新作『スペクター』の配給はソニー・ピクチャーズですが、総選挙を行うのは20世紀フォックス。新作公開に合わせ、過去のブルーレイ、DVDボックスを発売するから」(業界誌記者)

 新作公開のキャンペーンといえば、いまのところハイネケンの007ボトルの販売程度に留まっている。007ファンには“死ぬのは奴らだ”といえる勢いが欲しいところか。

週刊新潮 2015年10月29日号掲載

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