元外務省局長「ヒゲの槙田邦彦」が顧問先でダブル不倫の後始末

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“ヒゲの局長”と呼ばれ、エジプト大使を最後に2007年3月末で外務省を去った槙田邦彦氏(71)。最近は、その発言が取り上げられることはなかったが、久々に朝日新聞の週刊誌「AERA」(8月10日号)に登場し、日中関係について語った。ところが、私生活では、20歳以上も離れた人妻との不倫が発覚し、窮地に立たされているのだ。

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 槙田氏はチャイナスクールで、中国課長、アジア大洋州局長を務めた。01年には台湾の李登輝・元総統の来日に反対。今回の「AERA」の記事では、安倍晋三官房副長官(当時)から「万死に値する」と言われた逸話が紹介されている。

「ご本人は、自分の不倫話が表に出たら、せっかくの「AERA」の記事に傷が付くと、戦々恐々です」

 と話すのは、槙田氏と付き合いのある元外務官僚。

「槙田さんは、2年程前から都内にある空気清浄器などを販売する会社の顧問をしていた。まあ、顧問だからほとんど仕事はなかったが、昨年、その会社の女性従業員と一緒に資料を英語に翻訳する仕事を頼まれたのです。女性は40代後半。夫と小学生の子供が1人。彼女と深夜にメールのやり取りをしているうち、今度会いましょうとなった。で、密会しているうちにできちゃったそうです」

 むろん、槙田氏にも妻がいる。ということは、ダブル不倫である。どこかの週刊誌が毎週のように取り上げている通り、今どきの老人はお盛んなのだ。

■「家庭は守る」

 槙田氏は、これまで3度結婚している。01年に2人目の妻と離婚したが、その後、彼女から週刊誌で家庭内暴力や愛人問題を告発された。ついでに言っておくと、アジア大洋州局長時代、写真週刊誌に韓国人ホステスとの焼き肉デートを報じられ、問題になっている。

「今の奥さんとは、大使時代に知人の紹介で知り合ったそうです。年齢は50代後半で、槙田さんが外務省を辞めた後、再婚しました」(槙田氏の知人)

 ダブル不倫に話を戻すと、

「今年に入ってから、奥さんが槙田さんの浮気に気付いたようなんです」

 と、先の元外務官僚が続ける。

「槙田さんが家で誰かとこそこそ電話しているのを聞いて、携帯電話をチェックしたようです。で、7月に槙田さんを追及したところ、全て認めた。何でも昨年5月頃から関係が始まって、だいたい週1回のペースで、竹橋のKKRホテルや錦糸町で密会していたとか。ただ、槙田さんは、女性の方がオレに惚れたと言い訳しているみたいです」

 不倫騒動で会社に居づらくなったのか、槙田氏も愛人も会社を辞めたという。

 さて、当事者はどう答えるのか。まず、槙田氏は、

「プライベートなことなので話さない」

 の一点張りである。一方、槙田夫人は、

「女性と交際していて、先方の家庭が揉めていると聞いた時は、ショックでした。でも、槙田は『家庭は守る。申し訳なかった』と言ってくれた。今は、その言葉を信じるほかありません」

 と、気丈に答えたが、

「奥さんは、かなり怒っていて、半分別居状態ですよ。離婚も考えると言っていました」(先の元外務官僚)

「AERA」で、昔の自慢話をして気持ちよくなっている場合ではあるまい。

【特集】「ごくごく個人的自衛権の問題」より

週刊新潮 2015年9月24日菊咲月増大号掲載

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