24時間テレビ「DAIGO」の横のプロ伴走者が建てた2億円豪邸

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 箱根山の噴火警戒レベルの引き上げにより、温泉客の足が遠のいている神奈川県箱根町。その一角では、「2億円」の豪邸が話題になっている。家主は坂本雄次(67)という人物。1992年から日テレの『24時間テレビ』のマラソン企画に携わり、8月22~23日の放送でも100キロを走破した歌手のDAIGO(37)を隣で支えた“プロ伴走者”である。

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伴走する坂本氏とDAIGO

「ここらで一番大きな家だと思いますよ。温泉も源泉から引いているそうです」

 近所の主婦が言う通り、とにかく敷地は広大だ。登記簿によると、約1500平方メートルの土地に床面積450平方メートルの2階建ての母屋。所有者は坂本氏が代表を務めるスポーツコンサル会社「ランナーズ・ウェルネス」で、地元の金融機関から極度額2億円の根抵当権が設定されている。別の近隣住民によると、

「5月にご夫婦で荷物を搬入していましたが、今はご主人を時折り見かける程度。まだ、正式に越して来たわけではないのかしらね」

 何やら事情がありそうだが、ともあれ住み始める前から“地元”の有名人。その坂本氏とはどんな人物なのか。日テレ関係者の解説。

「30歳だった76年に趣味でマラソンを始め、それが高じて85年から勤め先の陸上部の監督に就任したそうです。指導法は独学ながら、15年の間に素人同然だった何人もの選手を、フルマラソンを2時間30分台で走る一流アスリートに育てた名伯楽と聞きました」

■高額な参加費

 その後、93年に脱サラして現在に至るというが、

「92年に、知人を介して芸人の間寛平氏の、36時間で245・3キロを走破する『スパルタスロン』への挑戦をサポートしたのがきっかけです。翌年には24時間テレビのマラソントレーナーを任され、独立に踏み切った」(知人)

 つまり、坂本氏は、日テレで22年も専属トレーナーを務めた功労者。それだけに、大きな借金をして豪邸を建てられたのか。

「いえ、番組のギャラは3月から8月までの6カ月契約で200万円程度。それよりおいしいのは、全国的な知名度が上がること。今や彼は『湘南国際マラソン』や『横浜マラソン』を主宰する他、全国各地のマラソン大会からプロデュースを依頼される売れっ子です。1回当たりの監修料は100万円から200万円で、講演料は50万円から100万円。年収は6000万~7000万円に達するでしょう」(先の日テレ関係者)

 坂本氏が主宰する大会では常に、市民ランナーから不満の声が上がる。スポーツライターの酒井政人氏が指摘する。

「参加費が高いんです。『東京マラソン』、『大阪マラソン』の1万800円に比べて、『横浜マラソン』は1万5000円、『湘南国際マラソン』も1万2500円と割高です。にもかかわらず、交通規制や給水所などのホスピタリティは東京や大阪より劣ると聞きますね」

 批判の声を要約すると、坂本氏はテレビで知名度を上げ、高い参加費で荒稼ぎしている、というのだ。本人に豪邸を建てた経緯を聞くと、

「箱根の施設は事業の多様性を目指して活用していく予定です」(担当者)

「SAKAMOTO」と表札があるのに、自宅ではないと言い張るのだった。

「ワイド特集 晩夏のサバイバー」より

週刊新潮 2015年9月3号掲載

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